音楽フェスで成分不明の薬物飲み、青年死亡

主催者「ドラッグ・フリー」をうたうも検挙数50人

 NSW州ゴスフォード市近くのグレンワース・バレーで開かれていた音楽フェスティバルで男性(22)が成分不明の薬物を飲み、死亡した。このフェスティバルでは50人が薬物所持で検挙され、出廷命令書を受け取った他、3人が薬物販売の容疑で起訴処分を受けた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、この事故で、グラディス・ベレジクリアン保守連合州政権は、フェスティバルの現場での「ピル・テスト」案を否定しているが、労働党は、「州政権を取ればピル・テストも検討する」と発言しており、「法優先」と「人命優先」で政争化している。

 「ロスト・パラダイス」と名付けられた音楽フェスティバルには11,000人が参加しており、主催者は、「フェスティバルは完全にドラッグ・フリー」と語っているが、50人余りがドラッグを持ち込み、1人が死亡した。

 NSW州の最近の法改革で、薬物で死者が出た場合、死者にその薬物を提供した者は最高懲役25年に書せられる可能性も出ている。

 亡くなったのは、QLD州ブリスベ市のトゥーウォン地区出身の22歳の青年でグレンワース・バレーのこのイベントに来ていて29日夜、ゴスフォード病院に運ばれたが、同8時頃に死亡した。

 NSW州警察は、「他にも男性と女性各1人が成分不明の薬物を飲んだ後で具合が悪くなり、病院に運ばれ、手当を受けた後、容体は安定している。

 このフェスティバルに先立って主催者と警察が協力して、「ドラッグ・フリー」イベントを徹底するよう計画してきたが、50人が不法薬物所持で出廷命令書を渡され、他に3人が違法薬物販売の容疑で起訴された。そのうち21歳のシドニー在住の男は100錠を超えるMDMAを所持しており、また23歳の男はMDMA80錠とコカイン65袋を所持していた。

 2018年9月にシドニーで開かれたDefqon1フェスティバルで若者2人が死亡した事故を受け、ベレジクリアン政権は、「ドラッグ事故の起きたイベントは開催させない」と発言していたが、結局販売罰則の強化を行った。また、フェスティバルの現場で薬物の成分を分析するピル・テストには労働党などの支持があるが、ベレジクリアン政権は「違法薬物を絶対認めない」方針を取っている。しかし、シドニー・キングス・クロスのウエイサイド・チャペル創始者の遺志を継ぐテッド・ノフス財団は、「絶対禁止政策は失敗してきた。州首相はエビデンスを認めるべきだ」として、ピル・テストなどの措置を主張している。

 また、州労働党のマイケル・デイリー党首は、「ドラッグ・サミットを開催し、専門家がピル・テストを勧めれば、絶対反対とは言っていられない」と語っている。
■ソース
Man dies after taking ‘unknown substance’ at Lost Paradise music festival

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