イスラム国家支持ティーンネージャ逮捕

ショッピング・ビル清掃労働者襲撃

 SBSの討論プログラムに弁護士とともに出演したイスラム・テロリスト・グループ支持のティーンネージャが、ショッピング・センターで清掃労働者を襲撃し、警察に逮捕された。オーストラリアでは中東系移民の2世世代が中東の戦乱に投じ、過激原理主義グループに参加するケースが増えており、総数で100人を超えるオーストラリア国籍者が中東に渡っているとみられている。

 SBSの「Insight」プログラムでは様々な意見を持った様々な立場の参加者が話し合うが、19歳の男はシリアからイラク北部にかけての地域で「イスラム国家」を宣言したISILを支持しており、ISILは、シリア内戦で反政府武装勢力の1グループとして参加していたISISが前身。ISISはアルカイーダ系とも言われているが、アルカイーダも持てあましたと言われるほどの残忍粗暴な行動でメンバーを増やしている。ISILはイラク警察や軍の投降者を何百人も集団虐殺するなど残虐性をはっきしており、イスラム国家もクルド人の村を襲って80人の男性を殺害するなどの情報が伝えられている。

 「Insight」にはアブ・バクルと名乗って出演し、ムスリムを含めた他の参加者がイスラム過激集団を批判する中でごく少数の一人として擁護の意見を並べた。しかし、イスラム国家の残虐行為が画面に映され、さらにテロ予備軍としてパスポートが政府に取り消されたことについて問われると弁護士とともに会場を飛び出した。

 アブ・バクルが再びニュースになったのは、8月10日にバンクスタウンのショッピング・センターで43歳の清掃労働者に罵声を浴びせるなどして威嚇していたことが明らかになり、逮捕されていたことから。バクルはセンター警備員によって外に連れ出されたが1時間半後に舞い戻り、再び同じ被害者に罵声を浴びせ、威嚇を繰り返した。そのため、警備員が再びアブ・バクルと仲間1人をセンターの外に連れ出し、警察を呼んだ。警察では、威嚇は宗教的な内容の「憎悪犯罪」としている。また、清掃労働者は犯人とはまったく面識がなく、完全におびえきっていると発表している。

 バクルは8月15日、バンクスタウンで逮捕され、本名のスリーマン・ハリド名で起訴され9月10日バンクスタウン地裁出廷を命じられた。(NP)

http://www.watoday.com.au/nsw/teenage-supporter-of-islamic-state-arrested-20140817-1051w7.html

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る