「若いばか者」が四駆新車を台無しに

線路で立ち往生、そこに貨物列車

 全輪駆動の四駆車に関心のある人なら、「四駆で線路を越えられるか」というのは興味のある疑問だろうが、10月12日、北部準州で答が出た。2台のうち、1台は越えたが1台は失敗した。

 警察の発表によると、10月12日午前1時頃、ダーウィン南315kmのキャサリンに近い線路沿いで、23歳の男性が四駆の新車を運転して友人の四駆の後を走っていた。線路はガン特急も使っているアデレード・ダーウィン間の大陸縦断鉄道で、まず友人が踏切のない場所で線路を渡った。しかし、23歳の男性の運転する四駆は線路をまたいで立ち往生してしまった。何とか脱出しようとしたが失敗した。

 そこに、南からマンガン鉱石を積み、ダーウィンに向かう延長1kmの貨物列車が近づいて来た。男性達は懐中電灯を照らして列車の運転士に合図した。運転士は非常ブレーキをかけたがこれだけの重量の貨物列車を止めるのは容易なことではない。先頭のディーゼル機関車が四駆を引っかけ、そのまま線路上を500m(1,500mとも)引きずり橋の上で止まった。四駆に乗っていた2人は事前に飛び降りて無事だったが、列車の運転士が心理的ショックを受けていたため、キャサリン病院に運ばれ、朝6時に退院した。

 警察では、「以前にも同じことをした者がおり、同じ結果になっている。やってはいけないことなのだが」と呆れている。一方、この事故で先頭の機関車は運転不能になり、復旧作業に何時間もかかると発表されている。四駆のドライバーはキャサリン在住で警察の検査でアルコールは検出されなかったが、線路に立ち入った罪などいくつかの罪状で起訴され、今後賠償責任も予想される。列車運営会社のジェネジー&ワイオミング社のジェネラル・マネジャー、グレッグ・ポーリン氏も、「なんということだ。この若いばか者は自分や列車乗務員の生命を危険にさらしたのだぞ」と語っている。また、「四駆は保険をかけていなかったらしい」と話している。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-10-12/4wd-dragged-by-freight-train-along-adelaide-darwin-track/5807360

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