オーストラリア国籍カップル中国で逮捕

覚醒剤密輸容疑で死刑の可能性大

 中国はアジア諸国の一般として麻薬・覚醒剤など向精神薬所持・密売に対する罰則が厳しい。しかし、中国の場合にはその向精神薬の違法製造・密輸が盛んな国でもある。

 シドニー出身の女とニュージーランド・オーストラリア二重国籍の男が中国の国際空港から出国しようとしたが手荷物のX線検査で大量のメタンフェタミン、通称アイスが発見され、2人はそのまま収監された。しかし、密輸発覚の状況が余りにもお粗末なため、2人は大々的な向精神薬密売組織に操られただけではないかとの見方も出ている。中国では組織に利用されただけの一般市民の運び屋でも処刑されており、「操られただけ」が弁護材料になるかどうか難しい。

 シドニー出身のカリンダ・デービス容疑者とニュージーランド二重国籍のピーター・ガーディナー容疑者は、広州国際空港からオーストラリア行きのフライトに乗り込もうとしたが、中国税関職員は、「荷物のX線検査でアイスらしいものが見つかった「」と発表している。

 中国税関は2人を拘束し、密輸防止局に送った、この局が捜査を担当し、検察当局に引き渡すことになる。違法薬物所持では死刑を逃れた場合でも長期刑があり、有罪判決の可能性がきわめて高い。中国の法律に詳しい専門家は、被告になった場合の最善の戦術は裁判にできる限りの注目を集め、中国の刑事裁判の不公正を突いて国際的な監視の眼を感じさせることで公正な訴訟を期待することだとしている。

 デービス容疑者の家族や友人は、同容疑者はシドニーの豊かな家庭に育ち、スポーツが好きで教会に通う品行方正な人物。なぜこんな事件に巻き込まれたのか、突然の信じられないできごとだ、がーディナー容疑者とも知り合ったばかりだったと異口同音に話しており、意図せず麻薬密売組織の事件に巻き込まれた可能性もある。

 中国南部はオーストラリアへの違法薬物の密輸が多く、家具、機械などの中に大量の薬物を仕込んでオーストラリアに到着してから摘発される事件がしばしば報道されている。

http://www.abc.net.au/news/2014-12-06/australian-couple-death-penalty-china-alleged-ice-trafficking/5948766

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る