VIC、生乳飲んだ3歳児が死亡

「浴用・非飲用」ラベルで販売の製品

 12月11日、VIC州で高温滅菌していない生の牛乳を飲んだ3歳児が死亡したと報道されている。

 亡くなった児童は、メルボルンの南、モーニントン半島に住んでいたもので、VIC州保健当局は、「オーストラリアでは飲用生乳の販売は禁止されているが、事件の生乳は、「浴用・非飲用」のラベルで「美容品」として販売されていた」と発表しており、このような製品は食品検査を受けておらず、また食品基準を満たしていない可能性があるため、飲用は非常に危険と警告している。

 問題の製品は、このようなラベルにもかかわらず、通常の飲用牛乳と同じようなパッケージ・デザインで、ラベルも飲用牛乳と似たデザインと報道されている。これまでに同じブランドの生乳を飲んだ子供4人が病気になっている。そのため、州最高医務官は、「非飲用と表記してある生乳を意図的に子供に飲ませていた可能性がある」と懸念を表明、「二つのことが気がかりだ。一つは何でも生なら健康的で体にいいという考えだ。この事故の場合、明らかにそうではなかった。もう一つはこの製品が飲用牛乳と並べて販売され、消費者の誤解を招く可能性が高いことだ」と語っている。

 ローズマリー・レスター最高医務官は、「牛乳生産者が搾乳作業でどんなに衛生の措置を取っても牛乳が有害な細菌で汚染されないという保証はない。無殺菌牛乳は致死性の胃腸疾患を引き起こす可能性があり、それが腎臓障害や血液汚染を招くことがある。また寄生虫感染もありえる。オーストラリアでは1940年代から牛乳の高温滅菌が義務づけられている。高温滅菌は牛乳にごく短時間どんな細菌でも死滅させられる温度を加えることで行う。生乳に混入している細菌は誰でも発病する可能性があるが、特に幼児、高齢者、病人、免疫障害者、妊婦のリスクは大きい」と警告している。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-12-11/child-dies-after-drinking-unpasteurised-milk-in-victoria/5959246

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