「俺はアホウと一緒にいる」で逮捕裁判

Tシャツを着て立っただけで警察通報

 この報道要約は日豪プレスの方針や意見ではなく、実際に起きた事件報道の要約。

 パリのシャルリ・エブド編集部襲撃事件以来、オーストラリアでも連邦政治家を含め、「言論の自由擁護」の声が高まっているが、QLD州では、「俺はアホウと一緒にいる」と大書したTシャツを着て、自由国民党(LNP)選挙運動員の横に立っていた44歳の男性が逮捕、「迷惑行為」で起訴されるという事件が起きた。フェアファクス・メディアの報道によると、男性の弁護士、ピーター・シールズ氏は、「状況からして、逮捕起訴はあり得ない」と語っている。

 男性は「キャンベル・ニューマン・ツイター」アカウントを立ち上げたイアン・フォガティ氏で、1月15日午前8時30分過ぎ、ブリスベン市フォーティチュード・バレー地区ブランスウィック・ストリートでのできごと。ブリスベン中部選挙区のロバート・キャバルッチLNP候補とグレース・グレース労働党候補が選挙運動中だった。QLD州警察は、「男性は人を押したりなどのことをして選挙運動を妨害した」と発表している。しかし、グレース候補のジュディ・ジャバー選挙責任者は、「まったくもってバカげた事件だ。男性は、『俺はアホウと一緒にいる』と書かれたTシャツを着て立っていただけなのに、キャバルッチLNP候補のルーク・バーンズ選挙責任者が気分を悪くしたらしい」と証言している。しかし、ヤングLNP会長のバーンズ氏は、選挙責任者ではなく、ボランティアの一人に過ぎないと主張、フォガティ氏がLNP支持者に攻撃的だったと証言している。

 バーンズ氏は自分が警察を呼んだかどうか明言できないとしている。また、ベン・ライリー前ヤングLNP会長は、2014年9月に、労組の「州資産売却反対大会」に出かけ、「労働党政権の資産売却を手伝ったのは労組」と書いたプラカードを掲げたが、「労組関係者は愛想が良くなかった」と語っている。

 一方、フォガティ氏逮捕起訴でその運動が一般に知れ渡り、ツイターには支持者が集まっているだけでなく、その「俺はアホウと一緒にいる」というTシャツをどこで買えるのか問い合わせが殺到しているらしい。
■ソース
Queensland Election: ‘I’m with stupid’ t-shirt man’s lawyer says arrest unjustified

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