負傷看護師、サメの海を泳ぎ渡る

骨盤、背骨、足首骨折で救助される

 トーレス海峡の島で負傷した看護師がサメの出没する海を泳いで渡り、助けを求めた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2月21日、トーレス海峡のマレー島で、砂浜に向けて崖を伝い降りていた看護師のバーナデット・マーリーさん(53)は、足を滑らせ、数メートル転落した。崖に囲まれた小さな浜で携帯電話の電波も届かず、耐えられないほどの痛みでいつ来るか分からない助けを待つよりは、と、マーリーさんは島の裏側まで泳ぐ決心をした。

 ABCファー・ノース局のインタビューに答えて、マーリーさんは、「2分ほど考えて、このまま浜にいても波にあおられてびしょ濡れのまま夜明かしするだけ。いっそのこと泳いで助けを求めに行こうと決心した」と語っている。

 そのあたりがサメの出没する海だということは承知していた。一時は怖くなって、いっそのことを岩に上がろうかとも考えたけれど、痛みがあまりにひどいのでそのまま泳ぐことにした。途中で疲れ切って、たどり着けないのではないかとも思ったけれど、必死で泳ぎ続けたと語っている。2時間泳ぎ続けてようやく村にたどり着いた。

 フライト・パラメディックのデビッド・キャメロンさんは、「女性を運ぶためにマレー島に近づいたところでサメが泳ぎ回っているのが見えるほどサメのいっぱいいる海だ」と語っている。

 キャメロンさんの飛行機はマーリーさんをホーン島に運んだ。マーリーさんは、そこからオーストラリア大陸に運ばれ、QLD州最北部イニスフェールの病院に収容され、そこで治療を受けている。マーリーさんは、「何よりも、砂浜で夜を明かし、村で捜索隊が組織され、ここまで探しに来るまでの時間を考えるととても耐えられないほどの痛みだった。考えるだけでも恐ろしかった」と語っている。
■ソース
Injured Queensland nurse swims through shark-infested waters for help

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