タスマニア州北部、雨は小降りになっても下流域で増水続く

各所で河川のはん濫、避難命令発令

 TAS州北部ローンセストン郊外のインバーメイでは3,000人の住民と800戸事業所が洪水の危険にさらされている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 男性2人が洪水に呑まれて行方不明のままになっており、TAS州警察は、住民に十分な警戒を呼びかけている。州南部のウーズで高齢の男性1人が行方不明になっている。また、北部のエバンデールでは男性が車ごと洪水に呑まれており、捜索が続いている。

 すでに100人が浸水地区から救助されており、そのうち20人はヘリコプターで吊り上げられた。救助隊が車の女性を救出したが同乗の男性を救助する前に車が流されてしまった。

 また、州北西部ラトローブ地区ではメアリー・アルフォードさん(75)が自宅で遺体で発見された。メアリーさんの夫は自宅の屋根から救出されたが、その直前にメアリーさんが見えなくなったと語っている。ニューナムのタスマニア大学などが洪水避難所になっている。

 ローンセストン洪水対策局は、「昨年完成した洪水堤防は200年に1度の水位を想定して設計されている。気象庁は、8日午前4時が満潮で、洪水のピークは午前8時と予報している」と語っている。

 ローンセストン南のロングフォードでは、サウス・エスク川の洪水の危険が迫っているので住民には安全対策として避難することを考えてもらいたいと伝えている。

 また、牧場では家畜が流されたり、溺れたりしており、損害は莫大な額にのぼると予想され、連邦、州政府は災害援助金の設立を発表、被災者の当座の生活費などを支給し、また、事業再建の援助も予定に入っている。

 他にも、ミーンダー、サウス・エスク、マコーリー盆地などで洪水警報が続いている。また、マージー川が危険な状態で、デボンポートに停泊中のメルボルンとを結ぶフェリー、スピリット・オブ・タスマニア号の乗客が立ち往生している。
■ソース
Tasmania floods: Thousands told to evacuate as rivers rise in northern Tasmania

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