ペルーでのAPECサミットに世界主要国首脳続々到着

豪首相、次期米大統領との会見かなわずリマに

 マルコム・タンブル連邦首相は、ニューヨークで直接ドナルド・トランプ次期米大統領との会見を取り付けることができないまま、ペルーの首都リマで開かれるAPECサミットに臨む20か国首脳に向けて、開放経済と自由貿易の堅持に尽力するよう呼びかけた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 タンブル首相がペルーに向かう途次、ニューヨークに立ち寄り、トランプ氏とその本拠で会見しようとしたが果たせなかったことが明らかになった。タンブル氏は、「今回、連邦議会を1日欠席することになるが、それ以上は望ましくなく、行きも帰りもトランプ氏との会見は無理だと分かった」と語っている。

 日本の安倍晋三首相は、APECに向かう途中にトランプ・タワーズでトランプ氏と会談し、米メディアは、「2人は貿易と防衛政策について話し合った」と報道している。

 トランプ氏は大統領選挙中に、アメリカ経済を再び強化するために「貿易戦争をしかける」と唱えており、APECサミットにおいても、次期米大統領の政策として暗い影を投げかけることになる。

 タンブル首相は、APECにおいても、自由貿易の利益を主張し、保護貿易主義に戻ることは貧困への道につながると主張することになるが、次期米大統領を直接批判する言葉遣いは慎重に避けている。

 これに対して、野党労働党の貿易スポークスマン、ジェーソン・クレア議員は、「サミットにおいては、タンブル首相は強力に自由貿易を主張すべきだ。首相の遠回しな発言は明らかにドナルド・トランプ批判だ。それならはっきりと言うべきだ」と語っている。

 しかし、タンブル首相は再び、ビル・ショーテン労働党党首の「457ビザによる海外労働力移入を制限すべきだ」という発言を批判し、ショーテン氏は自由貿易を悪霊のように描いていると批判するにとどまった。
■ソース
APEC Summit: Malcolm Turnbull arrives in Peru to pursue free trade, fails to secure Trump meeting

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る