「自閉症児は授業の妨げ、特殊学級に集めるべき」

ハンソン議員に同僚議員や福祉関係者から批判

 風変わりな発言でしばしば世間の話題になるポーリン・ハンソン連邦上院議員が議会で、「自閉症児は授業の妨げになる。特殊学校に集めるべきだ」と発言、同僚議員や障害者支援団体から批判が出ている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 連邦議会のポーリン・ハンソン・ワン・ネーション党上院議員は、学校予算法案「ゴンスキ 2.0」審議中に、「自閉症児、障害児は授業の妨げになる。一般学級から外して特殊学級に集めるべきだ」と発言した。

 ハンソン議員の発言には、自閉症の子供を持つ議員や自閉症児、障害児の家族団体や支援団体からも批判が続出している。ハンソン議員は、「ワクチンは自閉症の原因」と発言して批判され、取り消しと謝罪を行ったばかり。

 ハンソン議員は、「障害児は教師、学校のお荷物になり、教師が障害児に時間を取られるため、他の子供の授業が進まない。そういう子供にも教育を受ける権利はある。だから、特殊学級に入れて特別な世話をすべきだ」と発言した。

 クリスチャン・ポーター社会福祉相は、「ハンソン発言は古臭いし、問題の解決にならない」と批判している。

 また、10歳の自閉症児を持つエマ・フサー労働党下院議員は、「ハンソン議員の発言は、人々を分断し、みんなと違う人は隔離すべしという考えだ」と語った。

 また、ACTの障害者団体People With Disabilitiesのクレーグ・ウォレス・キャンペーン部長は、「ハンソン議員の考えは事実と合わない。障害児は、健常児と共に学ぶ方が、隔離されて教育を受けるより成績がいいという証拠が揃っている。障害児を健常児と分離することで利益を得る者はいない」と語っている。また、オーストラリア自閉症団体のニコル・ロジャーソンCEOも、「ハンソン議員の発言は50年以前の考えで、おぞましく、偏狭で、人を傷つける考えだ。オーストラリアには16万人の自閉症者がいて、その家族は、彼女が味方だと言っている生活に苦闘する人達だ。彼らはハンソン議員に投票することはないだろう」と語っている。
■ソース
Pauline Hanson under fire for ‘bigoted’ call to remove children with disabilities from mainstream classrooms

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