イスラエル支持派労働議員、公費でABC非難広告

「まったく感心しない」とショーテン党首の立腹

 自分自身がユダヤ系で熱烈なイスラエル支持派のマイケル・ダンビー労働党連邦下院議員は、二度にわたり、公費でユダヤ人社会出版物にABC放送のジャーナリストを「偏向」と非難する広告を掲載した。最初の広告掲載時にABC放送はダンビー議員の非難は事実無根と反論しており、二度目の広告にはビル・ショーテン労働党党首も腹に据えかね、「まったく感心しない」とダンビー議員に直接詰め寄ったことが伝えられている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 ダンビー議員はメルボルン・ポーツ選挙区選出議員で、1998年10月以来連邦議員を務め、労働党政権末期の2013年に半年間、短期間芸術担当政務次官を務めたことがある。

 ダンビー議員が非難しているのはオーストラリアのジャーナリストに与えられる賞、ウォークリー賞を受賞したこともあるソフィー・マクニール氏で、一度目の広告でダンビー議員は、「マクニール氏はパレスチナ側だけを報道し、イスラエル側の報道をしていない。偏向だ」と非難したが、これに対して、ABC放送は報道日時を挙げて「マクニール氏はイスラエル側の報道もしている」と反論していた。

 ダンビー議員は、フェアファクス・メディアの質問に対して、公費で「Australian Jewish News」にマクニール氏非難の広告を載せたことを認めた。二度目の広告は10月5日付「Australian Jewish News」に掲載されており、紙面半分を使ってマクニール氏の「7.30」レポートを「アラブ人の居座り組の報道はあったが、エジプトのシシ大統領とイスラエルのネタニャフ首相の会談については何の報道もない」と前回の非難を繰り返した。

 10月4日、ショーテン労働党党首はダンビー議員に直談判し、広告を取り下げるよう指示したが、「すでに印刷に回っている」との答を得ただけだった。
■ソース
‘Unimpressed’: Shorten’s anger as ALP’s Michael Danby takes out second ABC attack ad

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