WA州ダーリン・レンジ選挙区補欠選挙自由党勝利

州政権獲得から1年余りで労働党9%の得票減

 WA州議会選挙に労働党が勝利し、マーク・マクガワン政権ができてから1年余、ダーリン・レンジ選挙区の補欠選挙で与党労働党が9%という大きな数字で得票減に見舞われた。このような大きな変動は誰も予想しておらず、また、単一単純な原因も考えられない。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ダーリン・レンジ選挙区はパース市東郊から南東郊にまたがる広い選挙区でパースの大都市圏で住宅地域から郊外山野部までを含んでいる。また、政治的には伝統的に自由党の地盤で、2017年に労働党が勝利した州議会選挙でバリー・アーバン候補が当選し、初の労働党当選を果たした。しかし、アーバン議員はその後無所属になり、政界引退したため、今回の補欠選挙になった。

 アーバン氏の政界引退までの問題行為やこの大選挙区の選挙民分布などが今回の大逆転結果の要因になっていると推定される。

 選挙戦においては、マクガワン州首相が連日のようにタニア・ローレンス労働党候補につきっきりで応援し、まるで大統領選挙のようと評されていた。

 選挙結果確定後、マクガワン州首相は、「敗戦の原因は、アーバン氏が経歴や資格で繰り返し偽称しており、労働党を離れて無所属になったが州議会から罷免される前に政界引退をしてこの補欠選挙を引き起こしたことが選挙民の不信感を買うことになった。アーバン氏がさんざんペテンを使ったため、状況を逆転することもできなかった」と語っている。

 また、党内にはダーリン・レンジ選挙区に労働党候補を立てることに反対する声もあったが、マクガワン州首相は、「候補者を立てないことはむしろ臆病な態度と考えた。しかも、この補欠選挙で最初のコリーン・イエイツ労働党候補は学歴詐称で候補をとりやめており、難しい選挙だった」と語っている。

 マーク・ネイハンWA州自由党党首は、「同選挙区ではアーバン氏の名前さえ知らない人が多い。この補欠選挙はマクガワン労働党信任投票だった。ローレンス候補はマクガワン氏の陰に隠れていた」と語っている。
■ソース
Darling Range by-election a Liberal morale boost as McGowan’s presidential-style campaign flops

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