ワン・ネーション党、元労働党党首のロボコール起用

党を追放されたレーサムを反労働党キャンペーンに

 マーク・レーサム元労働党党首は政界引退後はメディア畑で政治コメンテータを務めてきたがその発言はしばしば論議を呼び、スカイ・ニューズの番組を打ち切られたこともある。2017年5月にはリバタリアン系の自由民主党に参加すると発表し、労働党を永久追放された。

 7月9日、極右政党、ポーリン・ハンソンのワン・ネーション党がQLD州ロングマン選挙区での補欠選挙で反労働党キャンペーンのロボット電話戦術にレーサム元労働党首を起用すると発表したことが報じられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 自動ダイヤルで予め録音した演説を流すこのシステムで、レーサム氏は、「ロングマン選挙区の補欠選挙はビル・ショーテン労働党党首のウソが原因だ」と述べ、ワン・ネーション投票を呼びかけず、弱小政党を支持するよう呼びかけ、そのロボット電話がポーリン・ハンソン・ワン・ネーション党首のスポンサーシップによるものと述べている。

 レーサム氏は、録音の中で、「彼(ショーテン党首)はウソばかりをついている。この補欠選挙も彼が労働党議員の国籍についてウソをついたからだ」としている。

 7月28日に行われる5選挙区の補欠選挙のうち、4選挙区は労働党議員とセンター・アライアンスのレベカ・シャーキー議員の二重国籍が明らかになったことが原因している。

 ロングマン選挙区はブリスベンの北にあり、労働党は0.8%差で辛うじてこの選挙区で議席を獲得しており、この補欠選挙の結果を危ぶむ声が党内から聞こえている。

 レーサム氏は自由民主党入党の後、政界復帰もちらつかせているが、今回のロボコールもワン・ネーション党党員資格ではなかった。

 ウエイン・スワン労働党議長は、「レーサム氏はずっと昔にオーストラリア労働者国民に背を向けた。今になってハンソンと手をつないだのも不思議ではない」と語り、QLD州選出のアンソニー・チザム連邦上院議員は、「レーサムは、2004年に労働党を敗北に導いたように、今回はワン・ネーションを敗北に導くよう期待する」とツイートしている。
■ソース
One Nation deploys Mark Latham robocall against Bill Shorten in Longman by-election

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