総理内閣府事務次官がオーストラリアン紙報道否定

「タンブルが謀反閣僚の全通信を切断させた」の噂

 総理内閣府事務次官が、オーストラリアン紙が報道した「マルコム・タンブル首相(当時)が、ピーター・ダットン氏を擁立してタンブル追い出しを図った謀反閣僚の電子メールや電話をすべて切断させた」という噂を、「事実無根」として否定した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 オーストラリアン紙は、「ダットン氏支持に変わった閣僚に対する迅速かつ怒りに満ちた報復」としてこの噂を伝えたが、マーチン・パーキンソン総理内閣官房事務次官は強い調子で記事を批判している。

 記事では、「13人の閣僚が辞表を提出して何時間も経たないうちに、閣僚とその職員らが、(マーチン)・パーキンソン博士から、総理府が13人の閣僚のすべての通信手段を電子メールや電話も含めて直ちに切断するよう指示されたとの通達を受け取った」としている。

 記事は、一人の匿名の下院議員が、「一斉に通信を切断した。残酷な報復だった」と語ったとしている。また、も一人の閣僚は、「辞任の手紙が首相に届いて間もなく新聞購読が取り消された」と証言したとしている。また、さらに、「ダットン支持派は、これをリーダーシップ争いをサボタージュする行動と解釈している」と伝えている。

 ツイッターで伝えられ、さらにオンラインで公開されたパーキンソン博士の声明は、「報道内容は事実無根。タンブル首相もその職員も報道されたような指示を私や官房職員に送っていない。公式にも非公式にも私がそのような指示を与えたこともない。もし、ジャーナリストが事前に私や職員に事実関係を問い質していれば事実を伝えていたはずだ」と述べている。

 また、「オーストラリアン紙と同じニューズコープ系のデイリー・テレグラフ紙は私の事務所に問い合わせてきたから、議員や閣僚の証言なるものが虚偽だと返事した。総理内閣官房では、離任する大臣やその職員に対しては最大限の礼儀と敬意を持って援助しなければならないという決まりがあり、今週も各事務次官にそのことを伝えている。首相や大臣の交代時には省庁職員は重要な役割を担っているが、虚偽報道で職員の評判が疑われるようなことになって残念に思う」と述べている。

 パーキンソン博士は労働党政権で大蔵省事務次官を務め、2013年の総選挙で労働党に代わってアボット保守連合政権ができると罷免された。しかし、タンブル氏が首相になると総理内閣官房事務次官に取り立てられた。

 パーキンソン博士は、トニー・アボット氏が首相就任後に大勢の高級官僚を罷免したことを批判したが、「個人的な恨みはない」と語っている。
■ソース
Top public servant rubbishes claims he cut off phone and email access to Dutton backers

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