高校生授業放棄して「気候変動対策」を要求

首相の「子供は学校で勉強するもの」発言跳ね返し

 11月30日、数千人の高校生が授業を放棄し、州都や地方中心都市に集まり、州議事堂前などで「即時気候変動対策実行」を要求して集会を開いた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この日の行動への呼びかけが広まると、スコット・モリソン連邦首相が議会で、「子供は学校で勉強するものだ。政治活動をすべきではない」と発言したが、高校生達は首相の批判を跳ね返し、「アイキアで見たキャビネット(内閣の意味もある)の方が利口だった」などの言葉で反論している。

 また、高校生の親達や学校にもこの日の行動を、「学校は社会に積極的に関わっていく人間を育てるところであり、自分たちが生きたい社会を見定め、それに向かって行動することが目標だ」として支援するところもあったと報じている。

 この日の高校生達の行動は、ストックホルムで気候変動対策を求めて抗議行動を始めた15歳のグレタ・ツンベリーさんを見習ったもので、メルボルン、シドニー、ブリスベン、パース、コフス・ハーバー、ベンディゴその他の都市に集まり、2019年に予定されている連邦選挙を前にモリソン政権に沈滞している気候変動に対する積極的な対策を要求した。

 生徒達は、「私たちがおとなしく気候変動対策をお願いした時に政治家は聞いてもくれなかった。だから、こうして授業放棄してでも言わなければならなくなった」と語っている。

 首相の言葉に反して教育専門家は、「これも重要な社会教育の一つだ」と評価している。

 2GBラジオに出演した連邦政府のマット・キャナバン資源相は、「学校を休んで抗議行動に参加しても何も学べない。せいぜい生活保護の行列に並ぶことを憶えるだけだ。それよりも学校で鉱山開発や地質学や石油、ガスの井戸の掘り方を習った方がいい」と発言した。
■ソース
Students strike for climate change protests, defying calls to stay in school

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