NSW州で道交法改定、飲酒運転罰則強化

低レベルの飲酒運転も現場で即時免許停止

 NSW州政府は飲酒運転罰則強化など道交法を一部改定し、5月20日より、低レベルの飲酒運転でも現場で即時免許停止処分を言い渡せるようになった。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 5月初め、アンドリュー・コンスタンス運輸道路相は、「呼気検査で血中アルコールが検出されれば低レベルでも最低3か月の免許停止と$561の罰金とが待っている」と語っている。

 また、コンスタンス大臣は、「政府は飲酒運転に対して非寛容の方針を採っており、どんなレベルであっても飲酒運転はすべて即時に免許を失う。この改革は、「法を破ればその代価を払わなければならないということであり、飲酒もドラッグ影響下の運転も同じ制裁を受けることになる」と語っている。

 即時処罰を受けたドライバーも控訴し、法廷で争うことができるが、現場で免許停止処分を受けた後に限られる。これまでの法制では、控訴すれば、有罪判決が出るまでは免許停止が猶予されていた。

 低レベルとは0.05から0.079までの血中アルコール濃度で、これまでは0.08以上の血中濃度の場合のみ即時免許停止処分を受けていた。

 コンスタンス大臣は、「NSW州では、これまで違反を法廷で争うと低レベル飲酒運転違反のドライバーの56%が処罰を逃れることができた」と語っている。

 大臣は、「2018年、NSW州の道路では少なくとも68人がアルコールを原因とする衝突事件で死亡しており、農村部の道路で死亡した55人を含め、交通事故死の5人に1人がアルコールによる交通事故によるものとしている。また、ドラッグ影響下の運転による死者もほぼ同数としている。

 新法制では、ドラッグ影響下の運転についても、血中の違法薬物が試験で確認されれば3か月の免許停止と$561の罰金が科せられる。
■ソース
Low-range drink-drivers to lose licences immediately

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