労働、ブロンウィン議長に不信任動議

ドレイファス労働党議員退場命じられ

 トニー・アボット保守連合政権が自己の都合に合わせて議会の慣例をいくつも破っていることに野党労働党や緑の党がフラストレーションを表明、政界ジャーナリストも疑義を呈しているが、保守連合議員は意に介せず、「貴族政治」と批判されている。

 連邦議会下院は、長老議員の一人で超保守のブロンウィン・ビショップ議員が議長を務めているが、これまで議長は議事進行で中立公正を保ち、議長を務めている間は党議員会議にも出席しないという慣例を守ってきた。しかし、ビショップ議員はこの慣例を破り、就任時に堂々と党議員会議に出席すると宣言したばかりか、議院の議事進行でも往々にして保守連合をひいきにする態度が目立っている。

 3月27日、遂に業を煮やした下院労働党議員が、「ビショップ議長の采配が保守連合に好意的になっている」として、議長不信任案動議を出すありさまとなった。しかし、票決で完全に党派に分かれ、動議は否決された。トニー・アボット連邦首相は、動議を「子供じみた行為」と批判し、「ビショップ議長は非常によくやっている」と擁護した。

 不信任動議は、マーク・ドレイファス議員が議長から24時間の議場退場を命じられたことがきっかけになっており、議場退場は議員にとっては非常に深刻な処罰とされており、トニー・バーク議員が、「その処罰は正当性がない。ドレイファス議員は、『マダム・スピーカー(議長)』と発言しただけで退場処分だ。昨日は、労働党の議員が笑ったと言うだけで退場を命じられた。議長、これまで、保守連合の大臣が野党をあざける冗談を言う度に議長が笑うのを見てきた」と発言した。

 また、「保守連合が政権を握ってから9週間の会期中に労働党議員が、ビショップ議長に98回退場を命じられている」と発言したが、クリストファー・パイン教育相が、「ビショップ議長は下院議員の信任を得ている。ビショップ議員が議長を務める限り、政府は議長を支持する」と発言した。(NP)

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