保守政権直接行動緑化部隊発足式

5機関任命して196種のプロジェクト

 8月2日、トニー・アボット保守連合政権の温室化ガス削減政策「直接行動」計画の一環として、緑化部隊の発足が発表された。緑化部隊は環境、雇用5機関を任命して196種のプロジェクトを展開していく。

 アボット首相とグレッグ・ハント環境相は、196種のプロジェクトの一部として、河川集水域の緑化、遊歩道建設、害獣根絶、絶滅危惧種生物監視とコアラ棲息地回復などを発表した。ハント大臣は、「ジョージズ川回復計画では今年だけでも8種のプロジェクトが予定されている。地域環境浄化、若年者の雇用機会などから究極的には長年の将来にわたって環境を改善するもの」と語った。

 しかし、緑化部隊の賃金が$10から$16ということには最低賃金より低いと批判も出ていた。それに対して、アボット首相は、「これは見習い賃金だ。失業手当労働プロジェクトではない。あくまでも環境労働見習い制度だ」と反論している。

 5機関が17歳から24歳の失業者を募り、チーム・リーダーを含めて10人が1チームを組む。NSW州中西部バサーストのスキルセットでは、「ジョン・ハワード政権の緑化部隊に関わった時はすぐれた実績を挙げたものだ」と語っている。また、「失業手当労働プログラム」という批判に対して、「このプログラムは環境改善活動であり、同時に社会的利益もある。彼らは環境保全、土地管理、救急、職場安全衛生管理などを学び、将来の経営者に対して、彼らが6か月間決められた通りに仕事をする能力があることを示している。失業手当労働プログラムとはまったく違う。参加者は面接を受けて望んでこの仕事に就くのだ。強制はされていない」としている。

 アボット政権は、ランドケアの予算を5億ドル削った上で緑化部隊に5億2,500万ドルを計上しており、ランドケアの地域プロジェクトが棚上げになるおそれがあるが、同時に緑化部隊がランドケアと組んで進めるプロジェクトなどがどうなるのか、混乱が続く可能性もある。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-02/green-army-launched/5643248

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