フィジー軍政首相、支持者に演説

表は反対派が抗議デモ

 フィジーはフィジー人と、イギリス宗主国がインドから労働力として連れてきたインド人の間でしばしば対立が起き、「無血クーデター」が繰り返されてきた。特にインド人が経済などで力を握り、多数派のフィジー人が従属的な立場に置かれていることが原因になりやすい。

 現在のフィジー首相、フランク・バイニマラマ氏は2007年にクーデターで権力を握った軍司令官でニュージーランドなどからは「民主主義制度回復」まで国交を格下げされるなどしていたが、9月に民主選挙を行うと発表、徐々に国交も回復してきている。オーストラリアは当初からニュージーランドほど厳しい措置を取っていない。

 8月23日にはバイニマラマ首相が選挙遊説の一環としてシドニー首都圏西部カンタベリー・タウンホールで演説会と質疑応答を行ったが、軍政抗議のためタウンホール前に集まったフィジー人数百人は会場から締め出された。

 入場を許されたのはバイニマラマ支持者やバイニマラマ政権が認めた者だけで、支持者の一人は、「バイニマラマはフィジーのために尽くしている」と語っているが、フィジー民主主義自由運動などの運動家、支持者は入場できなかった。同運動のウサイア・ワカタイレワ全国会長は、「バイニマラマに質問したかったが入場もできなかった。バイニマラマには選挙まで首相の座を退き、後見人内閣を立てて国政を任せることを要求してきた。過去8年間のバイニマラマ軍政が問題だ」と語っている。

 バイニマラマ軍政反対派は、フィジーの文民民主主義、人権、言論の自由などに関してバイニマラマ軍政を批判してきたが、23日もNSW州警察隊によってタウンホール入場を阻まれており、反対派は、バイニマラマ司令官の入国を認めたジュリー・ビショップ外相にも非難を向けている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-23/fijians-protest-outside-bainimarama-sydney-election-rally/5691824

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