豪空軍機、イラクで救援物資投下

イスラム過激派包囲の地域住民に

 8月31日、豪空軍のC-17Aグローブマスター複数機がイラク北東部のシーア派の町アメルリに人道救援物資を投下したことが発表されている。この地域はイスラム過激派のイスラム国家(IS)に包囲されており、人道救援物資投下に続いて、ISと戦う勢力に武器なども提供する予定になっている。

 トニー・アボット連邦首相の発表によると、今後、ドバイに駐留している豪空軍機は、スンニ過激派に包囲され劣勢に立たされているクルド人のペシュメルガ勢力に東欧からの弾薬と武器を輸送する予定になっている。また、アメリカ、カナダ、イタリア、フランス、イギリスなどとともにISの脅威下にある地域に武器と救援物資を輸送する。

 アボット首相は、この輸送がアメリカのバラク・オバマ政権の要請によるものと説明しており、「今後はC-17一機がイラクのクルド人地域エルビルに機材や物資を届けることになっている。また、今後も必要になるたびにイラク国内で人道救援物資輸送を行う用意がある。地上戦闘部隊を送り込む予定はなく、これ以上に中東の戦争に介入するつもりもないが、ジェノサイドが起きる事態だけは何とか防ぐため妥当な範囲でできることをするというのが重要だ」と発表している。

 国防軍最高司令官のマーク・ビンスキン空将は、「31日朝、食料、水、衛生用品パックなど15パレットを投下した。2,600人の1日分の物資相当だ。食料は世界食糧計画、衛生用品パックはAusAidの提供で、『Aid from Australia』と記入されている」と発表した。

 アメルリの住民は主にシーア派トルクメン人で、ISは住民を棄教者とみなしており、15,000人が2か月以上もこの町でISに包囲されている。

 ビル・ショーテン労働党首は、「労働党は、イラク国内でISの脅威下にある住民を支援するために国際協力活動を行う政府を全面的に支持する」と語っている。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-08-31/australian-planes-drop-humanitarian-aid-into-iraq/5708636

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