宇宙からブッシュファイア、グレート・バリア・リーフ監視

メルボルンの研究者が開発に加わったカメラ

 6月29日、メルボルンの研究者グループが開発に加わった高解像度カメラがケネディ・スペース・センターから打ち上げられた。このカメラはオーストラリア上空でブッシュファイア、グレート・バリア・リーフの状況を監視し、データを地上に送信する。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この装置はドイツ航空宇宙センターとラ・トローブ大学が協力しており、メルボルン市内ラ・トローブ大学バンドゥーラ・キャンパスで製作された地上センシング・イメージング・スペクトロメータと呼ばれる装置で、メルボルン時間の29日夜にエロン・マスク氏のスペースXファルコン9ロケットに搭載され、打ち上げられた。

 装置は3日かけて地表から400km上空の国際宇宙ステーション(ISS)に到達し、ISSに設置されることになっている。

 ラ・トローブ大学のピーター・モア主任講師は、「装置が仕様書通りに正しく働くことを確認する試運転期間が3か月あり、理想通りに運べば10月か11月頃に最初の画像が届き、商業的な目的にも利用できる」と語っている。

 カメラの集めたデータはラ・トローブ大学のSchool of Engineering and Mathematical Sciencesに送信される他、画像を受信する地上局を建設したメルボルンの企業、ESS Weathertechにも送信される。

 モア博士は、「高解像度画像は農家が作物成長を分析し、肥料の効率を最適化したり、政府がグレート・バリア・リーフの健康状態を監視したり、水質を監視したり、陸地の汚染物質の流出を測定したり、化学物質の違法投棄を監視したりするのに利用できる」と語っている。

 世界の宇宙産業は2040年までに1兆ドルを超える規模になると予想されている。
■ソース
Camera partly developed by Melbourne researchers fired into space will monitor bushfires, Great Barrier Reef

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