10月8日は4月に続いて皆既月食

夕刻から夜遅くにかけて長時間

 2014年は4月に続いて10月8日も皆既月食が見られる。局地的にしか見られない日食とは異なり、日の入りから日の出の間、地球の広い範囲で見ることができる。

 皆既月食は月が完全に地球の本影と呼ばれる部分に入り込む現象で、月が地球に近づいている時に見られる。本影の周囲に半影と呼ばれる範囲があり、そこでは部分食が起きる。また、太陽が地平線下にある時には夕焼けや朝焼けのように地球の大気で屈折した赤色が本影にあるため、皆既月食は赤く見える。

 月の公転軌道面と地球の公転軌道面がほぼ一致するため、月の部分食はよく起きるが、月が公転軌道上の近地点付近にある時でなければ起きない皆既月食は過去5万年間に数えるほどしか起きていないと言われており、今年はまれな当たり年と言える。

 また、オーストラリア大陸東海岸地域はちょうど日没後の午後8時15分(東部標準時)に食が始まるが、大陸西海岸では食の始まる午後5時15分(西部標準時)より1時間ほど遅い午後6時19分の月の出から見られる。皆既月食は大陸東部が午後9時25分から10時25分までの1時間で、食が終わるのは午後11時35分。西海岸のパースでは、皆既食は午後6時25分から7時25分までで、食が終わるのは午後8時35分。このように皆既食が1時間続くのは月が現在近地点に近い軌道上にあり、それだけ地球の影深くに入り込んでいるため。

 その後の皆既月食は2015年4月4日でオーストラリアから見ることができるが数分という短さ。その次の9月28日の皆既月食はオーストラリアからは見えない。(NP)

http://www.abc.net.au/news/2014-10-06/lunar-eclipse-to-turn-skies-red-with-a-blood-moon/5794092

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る