【恋愛心理学】愛で失うものは無い

エヴァ・チェンの恋愛心理学 自分にとっての最良のパートナーはどんな人なのか、いったいどうすればそんな人に出会えるのか。相手の心の中を知り、幸せな関係を築いていくためのヒントをご紹介します。

愛で失うものは無い

新しい年を迎えると、多くの人は「また新しい年がやってきてしまった……」と口にします。そして、前の年を思い返して「自分は何を達成しただろう?」「なぜ理想の愛をまだ見つけられずにいるのだろう?」と考えを巡らせます。「愛を見つけるために何かした?」と自らに問いかけても、答えに詰まってしまいます。それは、他人とのカジュアルな関係を維持したり、インターネット上の会話を楽しむくらいで、実際には何も行動を起こしていないからです。

「疲れるし、自分の時間を邪魔されたくない」「もう傷つきたくない」また「時間も無いし、誰かをすぐに好きになることなんてできない」と言う人がいます。しかし、これらの言葉は本心でしょうか、それともただの救いようのない絶望なのでしょうか。

ホリデーやフェスティバル、誕生日、何かに成功し誰かと感情を共有したい時、そして病気になりベッドで1人で寝ている時、上記のようなことを言う人たちは孤独や寂しさを感じないのだろうかと疑問に思います。確かに誰かを愛さずとも生きることはできるかもしれませんが、愛が無ければすばらしい人生を送ることはできないでしょう。

以前75歳の男性のお客様が相談に来られたことがありました。その時彼は健康でしたが、6カ月後にがんと診断されました。彼はNSW州の小さな町に住んでいました。受けなければならない検査の多くはシドニーで実施されるため、1人で病院に行くことはとても難しい状況でした。ただ、幸運なことに彼にはサポートと勇気を与えてくれるすばらしい女性がいたのです。医師は初めに彼の余命を半年と宣告しましたが、その女性の支えと愛があったことで2年も生き延びました。彼は亡くなる前に私たちにすてきなカードを送ってくれ、そこで彼はその女性を天使と呼んでいました。

このエピソードを思い浮かべる時「愛で失うものは無い。ためらうことで何かを手放すのだ」と私は強く思います。

確かに誰かを愛することは、絶望や痛み、失敗をもたらすかもしれません。しかし、キャリアを築く時や新しいビジネスを始める時のリスクと何も違いがありません。リスクが無ければ何も得られません。もし何かを成し遂げたかったら、リスクを覚悟する必要があります。絶望や痛み、失敗は高く登るために大切な過程なのです。

私は全ての独り身の人に「ためらわないで」と励ましたいと思っています。孤独になる必要はありません。人は皆、誰かを必要としているのです。思いを寄せる人に対してする全ての努力には価値があります。痛みがあっても、それはやがて消え去ってくれます。愛は逃すには重要すぎるものです。


Eva Chen(エヴァ·チェン)
恋愛コラム執筆および恋愛コンサルタント歴20年以上。その豊富な知識と献身的な仕事ぶりが1,000組以上のカップル誕生をもたらす。
Web: www.metropersonal.com.au
Email: eva@metropersonal.com.au

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