メルボルンは抹茶ブーム!? 京都発祥の老舗店が初上陸

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メルボルンは抹茶ブーム!? 京都発祥の老舗店が初上陸

「抹茶ブームの到来か?」と思うほど、メルボルンのカフェでは抹茶を使ったメニューが増えている。抹茶ラテから抹茶パンケーキまで、カフェ・シーンに新たな味のトレンドが生まれる中、ついに京都の抹茶老舗店の和スイーツがメルボルンに上陸した。

9月にスワンストン通りにオープンした「Tsujiri」は、創業1860年という京都抹茶の老舗をゆかりとする「辻利茶舗」のオーストラリア初のフランチャイズ店。高品質な抹茶を使ったスイーツは、すでにメルボルニアンの舌も虜にしていて週末には長い行列ができている。

1日150個を売り上げる日もあるという、一番人気の「Tsujiri Sundae」
1日150個を売り上げる日もあるという、一番人気の「Tsujiri Sundae」

「メニューを見て迷うお客様がとても多いです」とお店の方が言う通り、抹茶ソフトクリームから、抹茶カプチーノ、宇治金時まで、豊富な抹茶のバリエーションに目移りしてしまう。迷いながらも辻利と言えばまずはこれ、定番メニューの「抹茶ソフトクリーム」($6.8)から。抹茶本来の風味が味わえ、その「ほろ苦さ」と濃厚なクリームが絶妙にマッチしている一品。ほんのりした甘みと、後から残る抹茶のクリーンな苦味に久々の感動を覚える。抹茶は新鮮さを損なわないよう日本から全て空輸し、こっくりしたオーストラリアのミルクと合わせることで一層味に深みが出る。この抹茶ソフトクリームと香ばしく煎った玄米を使った「Tsujiri Sundae」($9.8)は、仕上げに白玉と栗きんとんが載っている人気商品。トッピングできる上品な甘さの粒あんは、メルボルンから試作品を何度も日本に送り辻利茶舗が納得した味のものを出している。味のバランスが良く、きれいに粒が残っているので食感も抜群に良い。

「Tsujiri」は、新婚旅行で行った京都で辻利の抹茶に惚れ込んだオーナーが、「抹茶をオーストラリアにも広めたい」という情熱からオープンしたそう。メニューは日本語と英語で書かれ、「Matcha」や「Houjicha」は、あえてそのままローマ字で表記されている。MatchaもSakeやSushiと同様に、「誰もが知る日本の味」になるのは時間の問題だろう。「トレンドからトラッドへ」、日本の伝統の味がまた1つ世界で認められ、手軽に食べられるようになるのは、なんともうれしい限りだ。

■Tsujiri
146 Swanston St., Melbourne, VIC
営業時間:日~水11AM~10PM、木~土11AM~10:30PM (年中無休)
Web: www.tsujiri.com.au

泣いたり、笑ったり、怒ったり、異国で暮らす毎日はいろんなことがあるけれど、日々発見することがたくさん。「この街に恋するように暮らしたい」がモットーの2児のママ・エディターが綴る、メルボルンのライフスタイル、美味しいもの情報。(文=大木和香)

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