自転車で回って魅力発見!ブリスベン自転車特集

自転車で回って魅力発見!ブリスベン自転車特集

自転車で回って魅力発見!
ブリスベン・サイクリング特集

見慣れたはずの街の景色が、自転車で回ると全然違って見えることがある。降り注ぐ太陽の下、ペダルを回し風を切って走れば気分爽快。本特集を読んで、ブリスベンの新たな魅力を発見する冒険ライドに出掛けよう! (文=田中彩佳、イラスト=Freepick)

シティーサイクルの基本的な使い方を覚えよう!

©CityCycle
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ブリスベンのシティーサイクルをレンタルできるサイクル・ステーションは市内に150カ所あり、1カ所につき最低10台の自転車が設置され、24時間年中無休で利用可能だ。サイクル・ステーション間で乗り捨て可能で、各ステーションの利用状況は無料の専用アプリ「オール・バイクス・ナウ」で随時確認できる。通勤・通学だけでなく観光にも便利なシティーサイクル、一時利用と定期利用それぞれの使い方を覚えてぜひ利用してみよう。

一時利用

17歳以上が利用可能で、シティーサイクルのウェブサイトで事前に個人情報を登録するか、直接サイクル・ステーションに行って、タッチパネルの画面で「Casual Pass」を選択し登録手続きをすれば利用できる。説明画面は、日本語表示も選択できるので安心だ。支払いはデビット・カードかクレジット・カードをタップすることで完了。4ケタの暗証番号を自分で設定した後、24時間有効の利用者番号が印字された利用券が発行される。

定期利用

©CityCycle
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17歳以上が利用可能で、シティーサイクルのウェブサイトでの事前登録が必要。シティーサイクルの利用者カードを申し込むか、トランス・リンクの交通ICカード「ゴーカード」の情報をひも付けて利用者カードとして使用することも可能だ。サイクル・ステーションの画面では「Take Out Bike」をタッチし、利用者カードもしくは登録済のゴーカードをかざし、暗証番号を入力する。

利用料金

一時利用、定期利用に掛かる料金は以下の通り。

  • ●一時利用:1日2ドル(ウェブサイトでの事前登録なしの場合は、48ドルのデポジット有)
  • ●定期利用:月額5ドル(学生は月額3ドル)
  • ●一時利用・定期利用共に1回の利用が30分以内であれば回数にかかわらず上記定額料金で利用可能。31~60分で2ドル課金、以降30分毎に5ドル課金(最大48ドル)

ブリスベン・シティーサイクル窓口
■住所:CityCycle, Unit 3, 16 Duncan St., West End
■Tel: 1300-229-253
■Web: www.citycycle.com.au
■営業時間:毎日7:30AM~5:30PM

知って安心!クイーンズランド州の自転車ルール

ブリスベンでは、クイーンズランド州における自転車の交通ルールが適用される。日本とは異なるルールもあるため、以下にある基本的なものを把握した上で安心・快適にサイクリングを楽しもう。

クイーンズランド州の自転車基本ルール

  1. ①ヘルメットを必ず着用
     街乗り自転車でもスポーツ・バイクでも、ヘルメット着用は義務。ヘルメットはオーストラリア標準規格(AS2063もしくはAS/NZS2063)に沿った製品でなければならない(違反者は100ドルの罰金)。

  2. ②前後にはライトと反射板を付ける
     自転車前方には200m先からも認識できる明るさのホワイト・ライト、後方には200m先からも認識できる明るさのレッド・ライトと光の反射で50m先からも認識できる反射板の装着が必要。

  3. ③道路の左側を走る
     日本と同様。逆走は大変危険。

  4. ④自転車走行可能な道路の種類を守る
     一般道(路肩、車線上も含む)、バス・レーン、トランジット・レーン、自転車レーン、歩道が走行可能。歩道では「自転車禁止」の標識がないか確認し、歩行者を優先することを忘れずに。

  5. ⑤他の車両から2m以上離れて走る

  6. ⑥自転車の並走は2台まで
     並走の際は、横幅1.5m以内に収まるようにする。

  7. ⑦歩行者を最優先する

  8. ⑧歩行者にはベルで存在を知らせる

  9. ⑨走行中のイヤホン・携帯電話の使用は禁止

少しの移動でもヘルメットの着用は必須。シティーサイクルには黄色のヘルメットが備え付けられているが、マイ・ヘルメットを持参して通勤・通学をしている市民も多い(ⓒCityCycle)
少しの移動でもヘルメットの着用は必須。シティーサイクルには黄色のヘルメットが備え付けられているが、マイ・ヘルメットを持参して通勤・通学をしている市民も多い(ⓒCityCycle)
自転車専用道内でも左側通行がマナー。追い越しは右側から行う。「Passing(追い抜きます)!」と声掛けすれば相手も安心だ
自転車専用道内でも左側通行がマナー。追い越しは右側から行う。「Passing(追い抜きます)!」と声掛けすれば相手も安心だ
自転車・歩行者が同じ道を走る際は、スピードを落とし歩行者への配慮を忘れずに。公園や繁華街では自転車走行禁止の場所もあるため標識を常時確認しよう
自転車・歩行者が同じ道を走る際は、スピードを落とし歩行者への配慮を忘れずに。公園や繁華街では自転車走行禁止の場所もあるため標識を常時確認しよう
ブリスベン市内各地には自転車ルートを示す看板が立っているので安心。グーグル・マップの自転車ルート検索なども便利だ
ブリスベン市内各地には自転車ルートを示す看板が立っているので安心。グーグル・マップの自転車ルート検索なども便利だ

気分爽快! ブリスベン川沿いをサイクリングしよう

ブリスベン川沿いには、歩道と並び自転車道も整備されている。今回紹介するのはブリスベンの人気観光スポットを中心としたサイクリング・ルート。サウス・バンクから出発し、ストーリー・ブリッジ経由で対岸へと渡り、グッドウィル・ブリッジから再びサウス・バンクに戻る全長約15キロの周遊コースだ。風を感じながら川沿いを走れば気分爽快。次々と視界に飛び込むブリスベンの景勝スポットは、車窓からとはまた違った印象を受けるだろう。

まずは、サウス・バンクのシンボル、観覧車「ザ・ウィール・オブ・ブリスベン」のふもとからスタート(①)。シティーサイクルも観覧車の近くでレンタルできる。「BRISBANE」のモニュメント前で記念写真を撮るのも忘れずに(②)。

サウスバンク・パークランズから東方向へ進むとカンガルー・ポイントへ続く自転車道に入る(③)。そびえ立つシティーのビル郡やロック・クライミングを楽しむ人を眺めながらこぎ進めよう(④)。更にカンガルー・ポイントからストーリー・ブリッジ・ホテルの前を通り抜け、ストーリー・ブリッジを渡ろう(⑤)。

ストーリー・ブリッジを渡り、余力があればぜひ東方向のニュー・ファーム・リバーウォークへと進んでみよう(⑥)。歩行者と自転車専用の水上デッキが設けられ、水上サイクリングをしている気分になれる。ニュー・ファームから更に自転車道を進むと、発電所を芸術劇場に改装したブリスベン・パワー・ハウスへと突き当たる(⑦)。土曜の朝は毎週マーケットも開かれており、野菜や果物以外にもコーヒーやフードの出店も多数あるので、早朝サイクリングがてら立ち寄り朝食を取るのも良いだろう。ニュー・ファームから引き返し、再びストーリー・ブリッジのふもとの方へ。今度は橋を渡らずに西側のシティー・リーチ・ボード・ウォークへと進もう。川沿いのおしゃれなレストランで歓談を楽しむ人びと、遊覧船の出発を待つ人びとなど異国情緒が漂う(⑧)。

シティー・リーチ・ボード・ウォークからシティー・ボタニック・ガーデンズへと入ると(⑨)、緑のアーチが頭上を覆いブリスベンが都会であることを忘れてしまうほど。ガーデンを抜ければ、クイーンズランド工科大学のQUTの青いロゴが目に飛び込む。大学前のグッドウィル・ブリッジでは、真ん中の青い自転車専用レーンの上を走るようにしよう。橋の真ん中にあるのはカフェ・オン・ザ・グッドウィル・ブリッジ(⑩)。橋を対岸まで渡ると再びサウスバンク・パークランズの一角へと戻る。橋のふもとにもシティーサイクルのステーションがある。もっと散策したい人は、サイクリング・ブリスベンのウェブサイト(www.cyclingbrisbane.com.au)のモデル・コースもお薦めだ。

map
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①観覧車は待ち合わせの目印にも最適。仲間とサイクリングに出掛けよう!
①観覧車は待ち合わせの目印にも最適。仲間とサイクリングに出掛けよう!
②「BRISBANE」のモニュメントは写真映えもばっちり
②「BRISBANE」のモニュメントは写真映えもばっちり
③サウスバンクからグッドウィル・ブリッジと州政府ビルを右手にを望む
③サウスバンクからグッドウィル・ブリッジと州政府ビルを右手にを望む
④カンガルー・ポイントでは切り立った崖が目に飛び込んでくる
④カンガルー・ポイントでは切り立った崖が目に飛び込んでくる
⑤ストーリー・ブリッジを渡る際は減速して歩行者に注意しよう
⑤ストーリー・ブリッジを渡る際は減速して歩行者に注意しよう
⑥ニュー・ファーム・リバー・ウォークは風が通って気持ち良い
⑥ニュー・ファーム・リバー・ウォークは風が通って気持ち良い
⑦カフェやレストランも入っているブリスベン・パワー・ハウスで一休みするのも良し
⑦カフェやレストランも入っているブリスベン・パワー・ハウスで一休みするのも良し
⑧シティー・リーチ・ボード・ウォーク沿いのショー・ボート。夕暮れ時にここから眺めるストーリー・ブリッジもまた美しい
⑧シティー・リーチ・ボード・ウォーク沿いのショー・ボート。夕暮れ時にここから眺めるストーリー・ブリッジもまた美しい
⑨シティー・ボタニック・ガーデンズの入り口。芝生のエリアも多く、ピクニックにも最適の公園だ
⑨シティー・ボタニック・ガーデンズの入り口。芝生のエリアも多く、ピクニックにも最適の公園だ

自転車で立ち寄りたいお薦め飲食スポット

Café on the Goodwill Bridge

橋の真ん中にあるアイコニックなカフェ
橋の真ん中にあるアイコニックなカフェ
コーヒー類はSサイズ$4~。バナナ・マフィン($5.50)などのサイド・メニューもあり
コーヒー類はSサイズ$4~。バナナ・マフィン($5.50)などのサイド・メニューもあり

サウスバンク・パークランズとクイーンズランド工科大学の間に架かる歩行者・自転車専用のグッドウィル・ブリッジ。その橋の真ん中にあるのが同カフェで、カフェ自体が1つの観光名所になっている。毎朝5時からオープンしており、平日の朝もサイクリストやランナーでにぎわっている。同店スタッフによると、橋の真ん中にカフェがあるのはオーストラリアではここだけとのこと。淹れたてのコーヒーを飲みながらデッキでくつろげば、ブリスベン川の流れのようにゆったりとした時間を味わえる。

カフェ・オン・ザ・グッドウィル・ブリッジ
■住所:Goodwill Bridge, Brisbane City
■Tel: 0434-640-556
■Web: www.cafeonthegoodwillbridge.com.au
■営業時間:毎日5AM~2:30PM
■MAP:⑩

Iron Pan Japanese Kitchen

カジュアルな雰囲気の店内。天気の良い日はテラス席もお薦め
カジュアルな雰囲気の店内。天気の良い日はテラス席もお薦め

ブリスベンの北部、グランジにある日本食店。今回紹介したサウス・バンクのエリアからは少し足を延ばすことになるが(サウスバンク中心地から約8キロ)、同店周囲は自転車にも快適な環境で、サイクリングがてらコーヒーを楽しみに訪れる客も多い。店名の通り、熱々のフライパン皿に乗ったメイン料理はどれもボリューム満点。また、週末は早朝から営業しているので、早起きして朝食ライドをするのもお薦め。同店は手作りスイーツが人気だったジェイズ・アトリエがリニューアルした店舗で、抹茶ロールケーキ(7ドル)といったスイーツ・メニューが引き継がれているためカフェ利用にもぴったりだ。

シーフード焼きそば($18)はホキ、イカ、エビ、ホタテなど具だくさん
シーフード焼きそば($18)はホキ、イカ、エビ、ホタテなど具だくさん
てりたまハンバーグ($18)はたっぷりの照り焼きソースと半熟卵が相性抜群!
てりたまハンバーグ($18)はたっぷりの照り焼きソースと半熟卵が相性抜群!

アイアン・パン・ジャパニーズ・キッチン
■住所:Shop 6, 100 Days Rd., Grange
■Tel: (07)3856-5656
■Web: iron-pan-japanese-kitchen.business.site
■営業時間:月~金11:30AM~9PM、土・日7AM~9PM

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