ワイン「ブルゴーニュ」とは?

ベン・ホルトの豪州ワイン物語

ベン・ホルトの豪州ワイン物語

ヨーロッパ旅行フランス編 ー ブルゴーニュ

太陽が輝き天気も回復の兆しを見せてきて、ドライブ日和になった。少しスイス国境側、マスタードで有名なディジョンの方へ行こう。シャブリを離れたものの、厳密にはまだブルゴーニュ地方の境にいる。ブルゴーニュは、とても広範囲に広がっていて、先月訪れたシャブリ、コート・ドール地区のコート(傾斜)地方、コード・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌ、そしてシャロネーズとマコネー、これら5つの地域を含んでいる。

ブルゴーニュ・ワインは主にピノ・ノワール、ガメイ、シャルドネ、アリゴテの4種のブドウからなる。ワインの多くが仲買人によってまとめられている。「たくさんのブドウ園のワインがブレンドされて独特なスタイルのワインが作り出される」と考えてほしい。最大の仲買人の1つ、ルイ・ジャドは皆さんにも馴染み深い名前だろう。

多くの人がブルゴーニュを大まかに白と赤に区別する。コート・ド・ボーヌでもっとも有名なのは白のブルゴーニュ(シャルドネ)だ。例としてはムルソー(最高の状態では金色、深く力強いワイン)、またはムルソーよりもさらに洗練されて繊細なピュリニィ・モンラッシェを思い浮かべてほしい。そして、コート・ドールでは赤のブルゴーニュ(ピノ・ノワール)、例えばジュヴレ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネがよく知られている。

僕にとって、ブルゴーニュ・ワインはとても難しいワインだということを意味する。簡単にワイン・ラベルの説明をしよう。4ランクのうち最も高いグラン・クリュになると、“モンラッシェ”のように単独のブドウ園の名前を使うことができる。プレミア・クリュ・ワインは行政自治体の名称とブドウ園の名前をラベルに兼用できる。例えば、シャンボール・ミュジニーはシャンボールが自治体、ミュジニーはブドウ園の名前だ。次にコミュナル・ランクはムルソーのように自治体の名称が使われる。ブドウ園の名がコミュナル・ワインのラベルに使われることもあるが、その場合は小さく記載される。ランクが最下位のワインは総称のブルゴーニュしか使えない。混乱したかな?皆そうなるからご心配なく。

また、面白いことに、ブルゴーニュは赤ワインと同義語だ。例えばオーストラリアで、当初の赤スパークリング・ワインは「スパークリング・ブルゴーニュ」と呼ばれていた。しかし、ピノ・ノワールが必ずしも使われていたとは限らない。

来月はシラー(シラーズ)の聖地、ローヌ・バレーへ向かう。

ワインについての皆さんの質問を受け付けています。日豪プレスのフェイスブック、メール(viceditor@nichigo.com. au)までお送りください。

ベン・ホルト
◎ヒルトン・ワールドワイド・マーケティング統括本部長(日本・韓国・ミクロネシア地区担当)。QLD大学で文学修士(日本語と韓国語)ならびに科学修士を取得後、在豪日系企業などで食品輸出、商品取引、マーケティングに従事。2002年~07年にオーストラリア・ワイン事務局日本代表、12年5月までオーストラリア政府観光局日本地区マーケティング本部長を務めた後、現職。

Web: www.holt-blog.com
Twitter: Mr_Riesling
www.facebook.com/Ben.Holt.69
 

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る