スーパーマーケットで発見、オーストラリアのユニーク食材

スーパーマーケットで発見、オーストラリアのユニーク食材

広大な国土を生かし、農業や畜産業が盛んなオーストラリア。高い食料自給率を誇り、日本ではあまり見掛けない珍しい野菜も多い。買い物中に気になりつつも、調理法や味が分からないためになかなか手が出なかった食材もあるのではないだろうか。普段から見慣れた食材を選びがちな人も、試してみると意外な発見をできるかもしれない。今回は、スーパーマーケットでも気軽に買えるオーストラリアならではの食材について紹介する。(文=村松安果)

ルーミート

食べ方のポイント
 牛肉や鶏肉などに比べると臭みが若干強く感じられる。そのままグリルしても良いが、気になる場合は野菜と一緒に調理するか、ハーブなどの下味が付いている物を選ぼう。

鉄分やタンパク質が豊富なルーミート

鉄分やタンパク質が豊富なルーミート

 オーストラリアで「ルーミート」と呼ばれるカンガルー肉。他国ではあまり見掛けることはないが、鉄分やタンパク質などの豊富な栄養素とさっぱりした味が人気で、オーストラリアでは多くの人に親しまれている。スーパーマーケットではハンバーグやソーセージ、ひき肉など調理しやすいよう加工された形で販売されている。ステーキは500グラムで10~15ドル、ハンバーグなどの加工品は500グラムで5~6ドルで購入できる。

アーティチョー

食べ方のポイント
 ゆでる際にレモンやローリエ、塩を加えると、えぐみが取れて香りも良くなる。アーティチョーク・ハートの上部に付いている花びらは食べられないため、取り除く必要がある。

緑が鮮やかで、ずっしりと重い物を選ぼう

緑が鮮やかで、ずっしりと重い物を選ぼう

 食物繊維やビタミンが豊富なキク科の野菜で、ホクホクした食感とほのかな甘さが特徴。価格は1個3~4ドル程度。下処理は、つぼみの先とそれぞれのがく(外側の緑の葉)の先端部分をハサミでカットし、軽く水洗いしてから丸ごと鍋に入れ30~45分ほどゆでる(蒸す)。可食部はがくの根元と、中心部の「アーティチョーク・ハート」と呼ばれる部分、そして茎の内側だ。サラダやソテー、パスタの具材などさまざまな食べ方ができる。

ビートルート

食べ方のポイント
 小さめに刻んでサラダに入れるなど、生食も可能。ビタミンCや葉酸、カリウムや鉄分など多くの栄養素を含んでおり、抗酸化作用やデトックス作用もある。

食感はカブとじゃがいもの中間のよう

食感はカブとじゃがいもの中間のよう

 「ビーツ」や「テーブル・ビート」とも呼ばれる鮮やかな赤紫色が印象的な根菜。甘みがある味で、酢漬けやスープにしたり、ハンバーガーやステーキなどの肉料理の付け合わせにするのが一般的な食べ方だ。スーパーマーケットでは1個1.5ドル程度、1キロ当たり4~5ドルで販売されている。スライスしたビートルートの水煮の缶詰もオーストラリアでは定番の商品。調理方法も簡単なので、気軽にトライしてみてはいかがだろう。

ハルミ・チーズ

食べ方のポイント
 塩気が強いため、食べる前に水に浸して塩抜きしよう。加熱してすぐに食べずに放置していると、モチモチ感がなくなり硬い食感になってしまうため注意が必要。

焼いて食べるのが一般的で、アルコールとの相性も良い

焼いて食べるのが一般的で、アルコールとの相性も良い

 元々はキプロス料理の1つだが、オーストラリアでも人気の高いハルミ・チーズ。非熟成のセミハード・タイプのチーズで、一番の特徴は、加熱しても溶けにくいということだ。牛やヤギ、またはヒツジの乳を混合し、塩漬けにして作られる。価格帯は180グラムで3.5~6ドル、1キロ当たり20~25ドル。「キュッキュッ」とした弾力のある食感で、クリーミーかつ塩気のある味わいが癖になる。チーズ好きな人へのお土産にもぴったりだ。

パッション・フルーツ

食べ方のポイント
 賞味期限は常温保管で約1週間。追熟させたら食べる前に冷蔵庫に入れて冷やしておこう。ヨーグルトにかけたりドリンクに入れるなど、お好みでアレンジできる。

カットすると甘酸っぱい香りが広がる

カットすると甘酸っぱい香りが広がる

 パッション・フルーツはベータカロテンが豊富で、ビタミンB・C、葉酸など、栄養価の高い果物だ。購入してから常温で保管し追熟させると、より甘みの強い味になる。半分にカットすると、中には小さな種とゼリー状の果実が詰まっている。種にもビタミンやミネラルが豊富なためそのまま食べても良いが、食感が気になる場合は裏ごし器やざるなどを使えば果肉と分けることができる。値段も手ごろで1個1ドル程度で購入が可能。

カスタード・アップル

食べ方のポイント
 追熟に数日掛かるが、バナナと一緒に紙袋に入れて保管しておくと少し早めることができる。果皮が紫色に変色した場合は食べ頃を過ぎているので、タイミングに気を付けよう。

ナッツや他の果物とも相性抜群

ナッツや他の果物とも相性抜群

 「カスタード」という名前の通り、その味は自然の物とは思えないほど濃厚で強い甘みが特徴だ。乳白色の果肉とその味わいから「森のアイスクリーム」とも呼ばれている。価格は他のフルーツより少し高めで1個2~3ドル程度。購入してから常温で保管し、突起部分が黒っぽく変色して果肉が柔らかくなってきたら食べ頃のサイン。バナナやパイナップル、オレンジといった他の果物とも相性が良く、スムージーにして食べるのもお勧めだ。

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