デザイナー×「食べるプロ」のシナジーで生まれたどんぶり専門カフェ・レストラン

ジュアン ボウル・アンド・ティー

JUAN BOWL & TEA

編集部セレクト 絶品レストラン・コレクション
日豪プレスのスタッフがプライベートで訪れ、舌鼓を打ったレストランを実際に食したメニューと共にご紹介。

デザイナー×「食べるプロ」のシナジーで生まれたどんぶり専門カフェ・レストラン

2時間ローストした肉で包み込む「WAGYU」($24)。ビートルートのピュレと合わせても良し
2時間ローストした肉で包み込む「WAGYU」($24)。ビートルートのピュレと合わせても良し

「私はシンプルなものが好きなんです」。そう語るのは昨年10月、レッドファーンに「JUAN BOWL & TEA」をオープンしたオーナー・シェフの石黒杏奈さんだ。「内装のテーマは縦ラインです。例えば、いすやテーブルの木目の向きなど、全てにおいて意識しました。全体がすごく奇麗に見えるんです」。店内は明るく、スッキリしており、確かにラインが縦方向に統一されている。「JUAN BOWL &TEA」は、どんぶりをメイン・メニューとする新感覚カフェ・レストランで、オープンするや否や大人気店となった。和風とノルディック調を掛け合わせたカフェのような雰囲気の店内からは、思わず長居したくなるような居心地の良さを感じられる。元々Webデザイナーだったという経歴を持つだけに、内装から家具、食器に至るまで全てにこだわり抜いた様子が見て取れる。

並み居る名シェフが多いシドニーにおいて、料理人としての経験の少なさに引け目を感じることもあるそうだが、友人のシェフいわく彼女は「食べるプロ」だという。

ふんわり卵をまとった華やかな「UNAGI HITSUMABUSHI」($28)。薬味、お茶と一緒にいろいろな味を楽しめる
ふんわり卵をまとった華やかな「UNAGI HITSUMABUSHI」($28)。薬味、お茶と一緒にいろいろな味を楽しめる
黄色に赤、紫と色鮮やかな1椀に目を奪われる「TONKATSU」($23)
黄色に赤、紫と色鮮やかな1椀に目を奪われる「TONKATSU」($23)
人気のデザート「SAKURA MATCHA TIRAMISU」($12)を持つオーナー・シェフの石黒杏奈さん
人気のデザート「SAKURA MATCHA TIRAMISU」($12)を持つオーナー・シェフの石黒杏奈さん

「ものすごく食べることが好きなんです。いろいろな物を食べてきたことで自分の中のベース・ラインがあります。だから、提供する物がそれに達していないと出したくないという思いは強くあります」

メニューのどんぶりも4種類(2018年4月12日現在)とシンプルだが、その全てが色鮮やかで美しい。暗い色になりがちなどんぶりメニューだが、オーストラリア仕様ということで見た目が鮮やかになるよう工夫したという。お米は白米と12穀米の2種類から選択可能。うなぎ ひつまぶし、WAGYUには白米、海南(ハイナン)チキン、とんかつには12穀米がお薦めとのこと。更に、注目すべきは「マッチング・ティー」の存在だ。各どんぶりに合わせたお薦めのお茶がメニューに表記されている。WAGYUであれば金駿眉(きんしゅんび)、とんかつにはオーガニック・レモン・マートルといった具合だ。厳選したお茶は、味のマッチングはもちろんのこと、メニューに応じて消化を良くするなどの付加価値も考えて選んでいるそうだ。訪れる半分以上のお客がマッチング・ティーを一緒にオーダーするという。

スッキリとまとまった店内では、日本で探してきたという壁紙を見たり、木材の温かみを感じたりすることができる
スッキリとまとまった店内では、日本で探してきたという壁紙を見たり、木材の温かみを感じたりすることができる

現在、予約なしで入ることは難しいようなので、まずはフェイスブックやインスタグラムで予約をすることをお勧めしたい。なお、インスタグラムのストーリーでは、その日のスペシャルやニュースを随時知ることができる。「やりたいことはまだ山ほどあるんです」と石黒さんは最後に話してくれた。異才な彼女の発想が存分に生きる「どんぶり」と「空間」をぜひ味わってみて欲しい。(リポート:高坂信也)

JUAN BOWL & TEA

住所:Shop 5, 94A Pitt St., Redfern NSW
Facebook: www.facebook.com/juanbowlandtea Instagram: www.instagram.com/juan.redfern
営業時間:【ランチ】金~日12PM~3PM、【ディナー】水~日6PM~10PM、月・火休

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