オーストラリア発コスメの魅力


Photo:Julique 取材・文:髙根沢麻美(編集部)

 

美容特集

オーストラリア・コスメの

ルーツを探る

 衣食住とともに女性にとって必要不可欠なコスメ。最近では女性だけでなく美意識の高い男性の日常使いも垣間見られる。しかしそのコスメを使う環境は暮らしている場所によっても大きく左右される。気温、湿度、ストレスなどの変化で肌のコンディションや求めるものも違ってくるのだ。本美容特集ではオーストラリアのコスメ事情とともにこの地ならではの厳選コスメを紹介していく。

オーストラリアに来た多くの日本人が悩まされるのが肌の乾燥と紫外線対策ではないだろうか。オーストラリアの紫外線量は日本の10倍とも言われ、一方で湿度は格段に低い。日本の夏の相対湿度は90%を超えており、じめじめした暑い夏を懐かしく感じる人もいるだろう。前号でも紹介した通り、乾燥はあらゆる肌トラブルの元凶になり得る。オーストラリアで快適に過ごすためには肌トラブルへの対策に注意深くなり、コスメ選びもより慎重にする必要があるだろう。

 

コスメ大国

オーストラリアでは、日本で愛用していたコスメが急に肌に合わなくなってしまうことや、日本産のコスメを買うには予算オーバーになることもあるだろう。その土地にはその土地に合ったものがあるように、オーストラリアにもたくさんの国産コスメがあるが、特にオーガニック・コスメの存在感が大きい。オーガニック大国として名高いオーストラリアでは、そのゆえんとしてとても厳しい認証検査がある。世界各国でオーガニックであると証明する機関がたくさんある中でも、オーストラリアの認証基準は格段に厳しいと言われている。その中でも代表の認証基準を2種類紹介する。

「Australia Certified Organic(ACO)」は、2001年に発足したオーストラリアのオーガニック認定機関。オーガニック認証の質を保証する「IFOAM」にも加盟。オーストラリア国内において製造されるオーガニック製品に対してオーガニックであることの認証を行っている機関で、有機農産物の安全性も証明している。現在、オーストラリアにおけるオーガニック業界の約55%を認定。元々農産物やオーガニック食品の認定団体として設立されたため、口に入っても安全なレベルが求められるゆえに、とても厳しい基準内容となる。

 

審査基準

農薬を使っていないこと(農場は最低3年以上農薬を使っていないこと)


※ACOの基準を満たしている製品には、オーガニック認定ロゴが付いている。

化学肥料を使わないこと

肥料に関しては、有機肥料のみ認証

栽培による環境破壊をしていないこと

年1回の抜き打ち検査とレポート提出
などがある。

「Biological Farmers of Australia Cooperative Ltd(BFA)」は、オーストラリアのオーガニック認証機関で、有機農業を実践している農家で構成されているオーストラリア最大のオーガニック認定団体の1つ。1988年に設立され、もともとは、農産物や食品関連の認定を主にしていたが、現在ではオーガニック化粧品などの認定も行っている。遺伝子組み換えに関しては、特に厳しく検査している。
 

審査基準

※このロゴが付いてる製品は、(水と塩分を除いて)有機栽培された成分が70%以上含まれている。

遺伝子組み換え品や合成化学物質の使用禁止

成分の70%以上が有機栽培された成分であること

残りの30%についても農作物でない天然の原料(水、塩、粘土、ミネラル、重曹など)または、オーガニックでない天然の農作物を原料とすること

つまり、BFA認定を受けているということは、天然100%ということになる。

オーストラリアにはこのような厳しい認証検査があるので、コスメを選ぶ時にはパッケージに印刷されたマークを探してみるのもいい。

 

 

オーストラリア発、厳選コスメ

せっかくオーストラリアで暮らしているのだから、国産のコスメを使うことも1つの楽しみにしてほしい。オーストラリアはオーガニック・コスメなどのメッカ。日本でもお馴染みの人気コスメが現地価格で購入できることや、限られた店舗でしか手に入らないものなども豊富にそろう。今回はオーストラリア発コスメから厳選した8ブランドを紹介する。

Jurlique ジュリーク
日本でも大人気のジュリークはアデレードのオーガニック自社農園で育まれた植物を配合したコスメ。地球の自然サイクルを取り入れた農法(バイオダイナミック農法)で25年以上の歳月をかけて育まれた植物を使い、独自の製法でパワフルな化粧品を作っている。自然と最先端技術の融合から生まれた究極のコスメだ。

Perfect Potion パーフェクト・ポーション
1991年、アロマセラピストのサルバトーレ・バタリアがブリスベンに1号店をオープン。植物を生産する土壌、環境、過程にまでこだわりACOをクリアしたオーガニック・エッセンシャル・オイルを中心に、その時期に最もクオリティーの高い原材料を使用している。ヘア・ボディケア、アロマオイルのほか、天然成分のアウトドア・ボディ・スプレーなどもそろえる。

Nvey Eco エンバイ・エコ
オーストラリアでビューティー・セラピー・カレッジを経営する母を持つロハン・ウイディソンが2005年に設立した、オーガニック・メイクアップ・ブランド。現在メルボルンの製造工場で作っている。“グリーン・コスメでありながら、セクシーなメイクアップであること”を意識したメイクアップ・アイテムやスキンケア・ラインがそろう。

I-white アイ・ホワイト
シドニー在住の美容家、山岡生香さんが開発した無添加コスメ。コンセプトは“肌浄化=SKIN DETOX”。肌に老廃物を溜めてダメージを引き起こす原因となる成分は使用せず、ターンオーバーを正常化させキメの細かい白肌に導く効果のある成分を贅沢に配合している。現在、日本へ帰国した人からも注文が絶えず逆輸入コスメとして話題に。

Green shower グリーン・シャワー
シドニーにあるアロマセラピー教室、マーヴォ・アロマセラピーでは、自分に合ったオリジナル化粧品を作ることができる。自律神経のバランス分析の結果からアロマを調合し、化粧水や美容オイルなどさまざまな種類のコスメを精製可能。その年の最も良い植物を仕入れているという相澤正弘先生のアロマ講義も楽しい。

Miessence マイエッセンス
不純物や有害な合成物質を一切含まないACO認定オーガニック化粧品。現取締役であるナレルさんがさまざまな化粧品に配合される化学物質に疑問を抱いて、自身で「本物のナチュラル化粧品とは何か」を追究し、スキンケア商品を開発した。肌や髪の美しさだけでなく地球環境にも配慮した健康食品なども展開している。

Sini Australia シニ・オーストラリア
高濃縮プラセンタ美容液にノーベル賞受賞成分で皮膚細胞の再生を促進するタンパク質の一種である「EGF」が配合された「超高濃縮プラセンタ美容液」のほか、オーストラリア産の成分を贅沢に配合したコスメや健康食品を展開。シドニー・タワーのすぐ側にあるお土産ショップ「コガルー(Kogaroo)」で手に入る。

MOR モア
2001年に設立されたメルボルン発のコスメ・ブランド。持っているだけで気持ちが高揚するようなバス&ボディケアやキャンドルなどのライフスタイル・アイテムをそろえる。五感を目覚めさせるような香りや使用感、古代文明や芸術作品を想わせるパッケージなど独自の世界観を繰り広げる。ラグジュアリーな雰囲気は贈り物としても喜ばれる。

 

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