第3回 しっかりと成分を見ましょう

美肌づくりのポイントをプロが教えます!

美肌のススメ

 

第3回
 しっかりと成分を見ましょう

最近、お肌のトラブルやアレルギーに悩む方が急増しているように思います。突然お肌が赤く炎症を起こしたり、ニキビやブツブツができてしまったり、皮がむけてガサガサになってしまったり。皆さんはそのような経験はありませんか?

健康なお肌は真皮で新しい細胞を作り出し、表皮へと押し上げます。これをターンオーバーと言います。ところが表皮のバリア・ゾーン(保護膜)がダメージを受けたりすると、肌にはいろいろなトラブルが現れます。

肌トラブルの原因は多種多様です。紫外線、ストレスの増加、栄養や睡眠の不足、極度の乾燥なども深く関係しています。ところが、お肌に最も直接的に影響しているのに意外に見落とされているのが化粧品です。本来お肌を美しく保つために使用する化粧品が、肌トラブルの大きな原因になることがあります。

例えば乾燥肌の場合、油分や水分を与える化粧品を勧められます。確かに、つけた瞬間や翌朝の肌の調子は潤いが生き返ったように感じるかもしれません。しかし、長く使い続けていると、ブツブツができたり、かえって乾燥が激しくなり肌が敏感になるケースがあります。こうした問題の原因の多くはその化粧品に含まれる「石油由来の成分」にあります。

ミネラル・オイル(鉱物油)や石油系界面活性剤は安価なために多くの化粧品に配合されていますが、これらの成分には、水と油を簡単に混ぜ合わせたり、油汚れを瞬時に浮き上がらせたりするなど、強力な作用があります。しかしこれらが配合された化粧品を何年も使い続けると、必要な皮脂が奪われ、バリア・ゾーンは破壊されてしまいます。

化粧品によって日々お肌が傷付けられ、やがてトラブルに悩む状態になると驚くほど多くの方が「敏感肌だから」「もう年だから」と、ご自身に原因があると思われるようです。化粧品が原因だとはあまり思われないようですね。

まず大切なのは、“肌トラブルは自分の体質”という思い込みを捨て、正しいケアを学ぶことです。化粧品に使われている成分を見て選ぶ、その習慣で将来の肌は確実に変わります。本当の意味で肌を健康に保つケアをしていくことが大事だと思います。

 


■山岡生香 IKUKO YAMAOKA

美容研究家・化粧品開発者。無添加化粧品アイホワイトの研究・開発と販売を日本、オーストラリアで行う。企業や雑誌への美容指導、執筆、個人へのスキンケア指導なども幅広く手掛ける。福岡県出身、シドニー在住。
Web: www.i-white.net Tel: (02)9279-1747

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