【乙女修行】鍼灸治療で冷え性改善!

女を磨く、がんばる女子のためのコラム

続・乙女修行にいざ行かん

部員Zの女磨きレポート

東洋医学で女子力アップ!
「冷え性」を鍼灸で知る・改善する


 多くの女性の悩み・冷え性は、生理痛や不妊傾向のほか、むくみにつながるなど美容にとっても天敵だ。電車やカフェの効きすぎる冷房に、羽織りものやブランケットを駆使してもなお寒いと凍える部員Z。冷え性の体質は親譲りと半ば諦めかけていたけれど一生このままなんて…。そんな時、東洋医療の代表格「鍼灸」の治療が女性特有の悩みに効果抜群という情報を得、早速シドニーにある治療院に伺った。

日本にいたころに腰痛で鍼やお灸を経験したことはあったが、「冷え性」という漠然とした症状にどのように効くのか興味津々。この日治療をしてくれた日本人鍼灸師の竹迫先生は、ウィロビーとマンリー・ヴェールに治療拠点を持ち、クライアントの8割が地元オージー、リピート率の高さで評判だ。

この日お邪魔したウィロビーの院内では、なつかしいようなお灸の香りがほのかに漂う。まずは問診。部員Zの症状(特に下半身の冷え。しかし顔はほてりやすい)を伝え、胃腸の調子、食事の量、生理痛などについてやり取りをするうち、先生の気さくで穏やかな人柄に安心感が湧いてくる。

正しい理解が治療の第一歩

この道20年以上、オーストラリアで開院して16年のベテランの先生が説明してくれた「虚熱(きょねつ)」という概念。下半身は熱が回らず冷たくなるが、顔周辺には余計な熱が発生するという循環バランスの崩れた状態を指すそうで、多くの冷え性の人はこれが原因なのだとか。そのバランスを、「経絡(けいらく)(体のエネルギーの流れ)」の中にあるツボにアプローチして治すのが鍼灸治療。

カーテンで仕切られた診療台に移動し診察へ。リラックス度高めのブラジル・ジャズ系のBGMが心地良い。脱衣後、下着とキャミソールで診療台に仰向けになりふかふかのタオルケットを掛けて待つ。施術前の診察は、脈診、舌診、腹診、接診の4種類で、その文字の通りに脈と舌の状態を診て、腹部や手足などを触診する。

結果は「証(しょう)」という13パターンの診断に分類される。その中でも冷え性の人は「肝虚証(かんきょしょう)」や「脾虚証(ひきょしょう)」というタイプが多いそうだ。部員Zの場合は血の巡りをつかさどる肝(肝臓)に由来する肝虚証に該当するらしく、この証ごとに起きやすい症状(肝虚証の場合、腰痛、肩こり、便秘、不眠など)や性格傾向まで分かってしまうというから驚きだ。こうした説明を日本語で受けられるのが嬉しいだけでなく大きな安心材料になった。

鍼・お灸、痛くない?

手や腹部、足などに手際良く鍼が打たれていくが、基本的にただ触れている程度の感覚だけ。部位によってはチクリとするもほんの一瞬で、鍼の先端は糸のように細いため、跡もまったく残らない。これは治療者の腕によるところもあるので、すべての患者を1人で担当してくれる完全予約制は非常にありがたい。

お灸は熱さの緩やかな間接灸(台座つきのモグサを据える)と直接灸(米粒大のモグサを直接据える)の両方を試したが、耐えられない温度になることは一度もなく、じんわりと温かく気持ち良い。気になる治療跡だが、お灸を取り去った直後は薄赤く跡が残っているが、間接灸の分は翌日には消えており、直接灸でも最長2〜3週間で消えるというので心配ない。

診療台で仰向け・うつ伏せで施術を受ける間、体全体がほぐれていくようで気づくとポカポカと温まり、気持ちもリラックスしていくのが分かる。先生が仕上げに指圧をしてくれ「今晩はよく眠れますよ」という言葉を聞きながら、既に寝そうになっていた。

体質改善なので今後の経過を見つつ継続したいところだが、ひとまず術後数日、体全体が羽根のように軽く温かい感覚が続いている。

問診から治療終了までトータル1時間、確かな説明と技術で、使う鍼やお灸の数に関わらず1回の治療で85ドルというのはとても良心的に感じた。冷え性に限らず、関節痛・歯痛のほか、一般の病院で原因不明とされてしまう病状でも、東洋医療の観点から解決できる場合が多いそうなので、対症療法だけでなく体全体のバランスを正して真の美や健康を手に入れたい人に強くお勧めしたい。


腰に置かれた間接灸。直接肌にモグサが触れないのであまり熱くない。鍼は打たれているのに気づかないほど細い

鍼灸だけでなく指圧の資格も持つ竹迫先生。確かな技術と、ユーモアあふれる丁寧な説明で安心して治療を受けられる

お灸や鍼などの高品質な医療資材は日本から。温度が心配な人には弱めのお灸を選んでくれる

鍼灸院・竹迫秀司
■住所:128A Penshurst St., Willoughby(ウィロビー:写真)、Shop3, 319 Condamine St., Manly Vale(マンリー・ヴェール) ■Tel: 0405-493-575 ■料金:1時間 一般$85、学生・子ども$80 ■保険:各種保険使用可能 ■利用可能カード:MASTER、VISA、EFTPOS■営業時間:月、水、土9AM〜6PM(ウィロビー)、火、木、金10AM〜7PM(マンリー・ヴェール)、要予約

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