和やか園芸レッスン「フクシア」

和やか園芸レッスン
取材協力=アナ・バマッドさん(バニングス・オーバン店)

第4回: 今月の花「フクシア」


目を引く可愛さとカラー・バリエーション

夏から秋にかけて、イヤリングのような可愛らしい花を咲かせるフクシア。花の形はさまざまで、大きさも1センチにも満たない非常に小さなものから8センチを超えるものまで幅がある。一重咲きや八重咲きの華奢な花に目が行きがちだが時間をかけて大きな木に成長する樹木の仲間だ。常緑性の低木で、花が長く楽しめるのも人気の理由の1つ。色は白、赤、ピンク、ラベンダー、濃い紫など、庭やベランダを明るく飾ってくれるカラーがそろう。日光は好むが過酷な暑さには弱いため、涼しい場所に配置するよう気を付けよう。

置き場所の注意点

日光を好むフクシアは夏の間には風通しが良く、午前中に3~4時間程度日が当たる、または木漏れ日が当たるような半日陰に配置するのが理想的。コンクリートの上などに置くと植木鉢の中の温度が上がってしまうため、ハンギング・バスケットなどで吊るすか植木鉢の周りに打ち水をするのが良い方法と言える。秋には更に日当たりの良い場所に移し、残り少ない開花期間を楽しもう。冬場の気温がマイナス5度以下になるような日には、室内の日が当たる場所に取り込むか、戸外の日がよく当たる場所に置くようにする。春は秋と同様に日当たりが良く、風が通る場所に配置しよう。

植え替えと管理の仕方

フクシアの管理の仕方で注意したいのは、水が土にとどまると根腐れを起こすため、土選びには水はけの良い培養土を選ぶこと。植え替えを行う時には、ひと回り大きな植木鉢やハンギング・バスケットに、ポットから取り出した株の根を軽くほぐして植え替える。肥料は緩効性の固形タイプの他に、春と秋の成長期にはすぐに植物が栄養を吸収する即効性の液体肥料を与えると、枝をよく伸ばし花付きも良くなる。

植え替えをしたら、鉢底から流れ出るくらいたっぷりの水をあげよう。フクシアは水切れに弱いため、土の表面が乾燥し始めたらすぐに水やりが必要になる。完全に土が乾いてから水をやるとそれも根腐れの原因となり得るので、土の中にはまだ湿り気がある時に水やりをすることが肝心だ。

紅白の色合いが庭やベランダを明るく飾る
紅白の色合いが庭やベランダを明るく飾る

フクシアは花が散った後の花がらや枯れた葉をすぐに摘み取ることにより、次々と花を咲かせられるようになる他、カビ発生の予防にもなる。また、結実によって株がエネルギーを使う負担を減らすことにもつながる。植え替えは2年に1回を目安にし、その際には古い土を軽く落としてから、ひと回り大きな植木鉢に新しい土と一緒に移し替える。その時に、枯れた葉を取り、形を整えるように刈り込むようにしよう。また大きく育ったフクシアの場合は、本格的な夏に入る前(10月ごろ)に多くなって詰まりすぎた枝を切ろう。これにより枝と枝の間の風通しが良くなり、夏場の暑さを乗り切るのに役立つ。

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