和やか園芸レッスン「ジニア」

和やか園芸レッスン
取材協力=アナ・バマッドさん(バニングス・オーバン店)

第5回: 今月の花「ジニア」


真夏の花壇を華やかに彩る

「ヒャクニチソウ」の名で日本では親しまれているキク科のジニアは1年草(花が散ったら枯れる)で、夏の花壇でひときわ目を引く鮮やかな色と咲き方が特徴。花壇だけでなく植木鉢での栽培にも適しており、夏の暑い時期にたくさんの花を次々と咲かせてくれるため、切り花にして家の中に飾るのもお勧めだ。

十分な日光と水はけの良い土という基本条件を押さえれば初心者でも育てやすく、色も白、ピンク、オレンジ、黄色、緑、複色など豊富にある。花の大きさは小ぶりなものから大輪のものまで、咲き方も一重咲や八重咲などさまざまな品種があるので好みに合った花を選ぼう。今回は種まきから始めるより簡単に管理できる、ポットを購入した場合の育て方をお伝えするが、コツをつかんだら来年は種から始めてみるのも良いだろう。

置き場所の注意点

ジニアを上手く育てるカギとなるのは日照時間。1年草であるジニアは冬越しをしないため、暑さには強いが寒さに弱く、日光が多く必要となる。日当たりと風通しが良い場所が最も理想的だ。日が当たらないと花付きが極端に悪くなり、逆に最適な場所で育てると夏の間中花を咲かせてくれる。事前に自宅の花壇や植木鉢を置きたい場所の日照時間を確認してから購入して欲しい。

植え替えと管理の仕方

購入の際は、茎がしっかりとして丈夫そうなものを選びたい。植え替え作業は晴れた午前中、気温が上がっていく時間帯が最適。水はけの良い土を用意して、ポットから株を出したら根を崩さないように新しい植木鉢に植え替えよう。その時、株の根元部分の枯れて黄色くなっている葉やしぼんだ花がらなどは手で摘み取る。この作業により風通しが良くなる。元肥としてゆっくりと株に栄養を与え続けてくれる固形の肥料や堆肥を土に混ぜ込んで成長を促そう。

植え替え作業が終わったら水をたっぷりとやる。毎日の水やりは花を長く楽しむための重要なポイントになる。真夏に植木鉢で育てる人は乾燥させないように早朝と夕方の2度、花に直接水がかからないように株の根元部分から水をやるのがコツ。

切り花にして家の中でも楽しめる
切り花にして家の中でも楽しめる

開花時期には次々と花を咲かせるために追肥が必要となる。液体の肥料を月3回ほどの頻度で施し、生育が旺盛な株が栄養不足にならないよう注意が必要だ。また花を長く楽しみ、株を健康に保つために花がら摘みを頻繁に行うようにしたい。枯れた花は全体の見た目を悪くするだけでなく、余分な栄養を奪って結果的に株の負担となってしまう。花の下と葉の間の部分にはさみを入れて切り取ってしまおう。

またジニアは、ウドン粉病といった病気や、アブラムシなどの害虫の被害に合いやすい。事前に市販されている殺虫剤、殺菌剤をまき、病気になった部分を見つけたらすぐに切り取るなどして被害の拡大を食い止めよう。そして、日頃から花がら摘みをして風通しの良い環境にしておくのも、病気予防に大切だ。

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