QLDで安全・快適ライフ/賃貸の問題

QLDで安全・快適ライフ

警察とコミュニティーをつなぐ日本人ポリス・リエゾンが、クイーンズランド州で安心な生活を送るためのアドバイスや安全情報をお届けします。

第29回 賃貸の問題

賃貸住宅での留意点

原則的に、家主との間の家賃やボンドなどの問題は、「民事」になりますので警察の介入は困難です。とは言え、お困りの皆さんへどのようなサポートが得られるかの情報は提供が可能です。以下の情報は、「Residential Tenancies Authority(RTA : 住宅賃貸契約局)」(www.rta.qld.gov.au)より抜粋。

転入する際は必ず一般賃貸契約書(General tenancy agreement-form 18a)を交わしましょう。

敷金:敷金は賃貸開始時に支払う保証金で、RTAに供託されます。賃貸人/代理人は敷金を手元に置くことはできず、敷金が支払われた後、領収書を発行し、賃借人の署名のある敷金供託書を作成する必要があります。賃貸人/代理人は敷金を10日以内にRTAに供託しなければなりません。敷金が供託されると、貸借人はRTAから通知を受け取ります。

家賃:家賃の値上げは前回の値上げから少なくとも6カ月経過していなければなりません。契約に規定されていない限り、期限付き契約の期間中は家賃を値上げすることはできません。契約に規定されている場合でも、2カ月前に通知(書面)しなければなりません。
 賃貸人/代理人は賃借人に転入時状態報告書を提供する必要があります。賃貸開始時の物件の状態を記録するもので、転出する際に状態について紛争が生じる場合には重要な書類となります。記入・署名の上で、賃貸人/代理人に3日以内に返送する必要があります。賃貸人/代理人は14日以内に最終報告書を提供しなければなりません。

転出:期限付き契約の満了前に、通知なしに転出することはできません。転出を希望する際には、書面で14日前に通知しなければなりません。賃貸人/代理人が貸借人に転出を求める場合には、2カ月前に通知しなければなりません。
 賃貸契約に違反(契約期間の終了前の転出など)する場合でも、別の賃借人が見つかるか、契約期間が終了するまで、賃貸人/代理人に家賃の補償を行う責任があります。また、再貸借や広告など物件のその他の費用に支払義務を負う場合があります。

家庭内暴力の状況下の特例:賃貸住宅にあなたの名前を入れて契約されている場合で家庭内暴力で悩んでいる場合は、トライビューネル(Tel: 1300-753-228)に連絡し、ご相談ください。

ルーム・シェアなど、個人的にルーム・シェアなどをして発生する問題は数多くあります。シェアに入る場合でも基本的な条件の覚書きは交わしておきましょう。

■Residential Tenancies Authority の日本語情報
Web: tiny.cc/n9ceny

■QSTARS(QLD Stateside Tenant Advice and referral service)
Tel: 1300-744-263
Web: www.qstars.org.au

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ご質問、お問い合わせは以下で受け付けています。
TEL: (07)5581-2840
Email: CrossCulturalGoldCoastPolice@police.qld.gov.au



<著者プロフィル>
平野尚道◎クイーンズランド州警察ゴールドコースト地区・日本担当リエゾン・オフィサー。ゴールドコースト日本人会の会長職を8年務める。移民サポート非営利団体MCCGCにて異文化育成担当として9年勤めた後、州警察のリエゾン・オフィサーに就任。現在、日本人コミュニティーと警察の架け橋として活動中。2009年に在ブリスベン日本国総領事館より在外公館長表彰、14年にゴールドコースト市オーストラリア・デー文化功労賞を受賞

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