2015年8月 メルボルン/ローカル・コミュニティー・ニュース

『天の茶助』(2015、106分、SAB監督)
『天の茶助』(2015、106分、SAB監督)

メルボルン国際映画祭が開幕

日本からは12作品が上映

南半球最大の映画祭、第64回メルボルン国際映画祭が7月30日から開幕し、日本からは個性豊かな12作品が選ばれた。

河瀨直美監督が樹木希林、永瀬正敏など豪華俳優陣を起用した『あん』、SAB監督が自身の書き下ろし小説を映画化し人気俳優の松山ケンイチが主演する『天の茶助』、3年ぶり北野武監督の最新作『龍三と七人の子分たち』、カンヌ国際映画祭にも出品され世界20カ国以上で公開されている三池崇史監督の『極道大戦争』など、豪華ラインアップが並んでいる。

映画祭は16日まで、Forum、The Kino Cinemasなど市内映画館で開催。上映作品全ラインナップやイベンント詳細は公式サイト(www.miff.com.au)で告知している。

■日本映画全12作品
・『あん』(2015、113分、河瀨直美監督)
・『極道大戦争』 (2015、125分、三池崇史監督)
・『岸辺の旅』(2015、128分、黒澤清監督)
・『海街diary』(2015、126分、是枝裕和監督)
・『天の茶助』(2015、106分、SAB監督)
・『龍三と七人の子分たち』(2015、110分、北野武監督)
・『ワンダフルワールドエンド』(2014、82分、松居大悟監督)
・『仁義なき戦い』(1973、98分、深作欣二監督)
・『東京オリンピック』(1965、170分、市川昆監督)
・『MOUNTAINS MAY DEPART』(2015、131分、JIA Zhang- Ke監督)
・『壊れた心』(2014、73分、Khavn de la Cruz監督)
・『MUSICA 〜宇宙はなぜ美しい?』(2013、26分、上坂浩光監督)


日本文化訴求のボランティア募集

10月にメルボルンのコリンウッドで開催される日本文化の祭典「ジャパン・カルチャー・アンド・アート・フェスティバル(日本文化芸術祭)」の実行委員会は現在、イベントをサポートするボランティア・スタッフを募集している。1人でも多くのメルボルンの人々に日本文化・芸術を発信するため、参観者が日本文化を体感できる参加型イベントを目指しており、受付、ワークショップの手伝い、ステージ・セット、会場案内、フード販売など、ボランティア・スタッフのサポートが欠かせない。主催者は「多岐にわたる仕事があり、自分の得意なことを生かせます。ローカルの方とも交流できるチャンスです。一緒にイベントを盛り上げていきましょう」と話している。

■Japan Culture and Art Festival 2015
会場:Collingwood Town Hall
日時:10月11日(日)11AM〜4PM
※手伝いは9AM〜5PM 
※弁当支給
※閉会後の打ち上げ参加可
問い合わせEmail: info@japanculturefestival.com
Tel: 0430-951-188(Minako Fujita)


電通、オーストラリアにメディア・エージェンシーを設立

電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は7月1日、オーストラリアにおけるメディア・コミュニケーション領域のサービスの拡充・強化を目的に、新たなメディア・エージンシー「Dentsu Mitchell Media Australia Pty Ltd」(電通メディア・オーストラリア)を設立したと発表した。

電通は現在8つのグローバル・ネットワーク・ブランドを展開しており、今回設立された「電通メディア・オーストラリア」は電通のメディア・ビジネス現地法人「Mitchell & Partners」を母体にリブランディングを行ったもので、本社をメルボルン市に置く。

オーストラリアはアジア太平洋地域で中国・日本に次ぐ第3位の広告市場で、電通グループはメディアエージェンシー・ビジネスでは第2位のポジションにある。今回の設立を契機に高度な統合ソリューション、コンテンツやテクノロジーを活用したサービスを提供することで、オーストラリアにおける成長戦略をさらに加速したいとしている。


右から歩平教授、杉本教授。アジアにおける日本研究の重要性を語った
右から歩平教授、杉本教授。アジアにおける日本研究の重要性を語った

世界各国から研究者が集い、さまざまな分野における日本研究が発表された
世界各国から研究者が集い、さまざまな分野における日本研究が発表された

メルボルンのラトローブ大学で日本研究学会大会

オーストラリア日本研究学会大会が、6月30日から4日間にわたり、メルボルンで開催された。30年ぶりにラトローブ大学で開かれたこの学会には、世界各地から240人の参加者が集まり、180の研究論文が発表された。参加者の多くは、社会学、人類学、政治学、国際関係、文学などの分野で日本研究をする大学院生で、『メディアにおける差別表現と言論の自由』や『草食系男子と性役割の変化』など研究内容は多岐にわたった。

大会の冒頭でラトローブ大学名誉教授の杉本良夫氏が、日本研究の現状と今後の方向について参加者に質問を投げかけると、それに続き『日本人の境界』などの著者で慶応大学教授の小熊英二氏が日本国内外での日本研究の接点について述べた。また、シンガポール国立大学のタン・レンレン教授は東南アジアにおける日本研究の特徴、中国社会科学院教授の歩平氏は、中日韓三国共同東アジア歴史研究について話し、国境を越えた共同歴史研究の難点と必要性について述べた。講演後は福島事故後の脱原発市民運動を綴ったドキュメンタリー映画『首相官邸の前で』(2015年・小熊英二監督)が上映され、参加者から多くの反響を得た。

このほか、高校の日本語教師、国内外の日本研究大学院生を対象にしたワークショップへの参加者も多く見られ、オーストラリアにおける日本語教育・日本研究の幅広さを感じさせた。同大会組織委員会の会長でラトローブ大学人文社会科学部の岡野かおり教授は「日本研究をする多くの大学院生の活発な参加は、将来の頼もしさを感じさせ、学会独特の楽しさもありました。アジアにおける日本研究は今後重要な課題で、今大会を支援して下さった国際交流基金、メルボルン総領事館、ラトローブ大学に感謝します」と関係者に感謝の意を表した。


ホバートで1日領事館が開催

在メルボルン日本国総領事館は、9月5日にタスマニア州ホバート市で領事出張サービスである「1日領事館」を開催する。事前に申請が必要な書類もあるので、詳しくは総領事館に確認すること。

■ホバート1日総領事館
日時:9月5日(土)9AM〜12PM、12:30PM〜3PM
会場:BEST WESTERN Hobart, 156 Bathurst St., Hobart, TAS
当日の連絡先:0407-303-769
問い合わせ先:在メルボルン日本国総領事館領事部
Tel: (03) 9639-3244

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