2017年3月 ニュース/QLD

ワン・ネーション党のポーリン・ハンソン党首
ワン・ネーション党のポーリン・ハンソン党首

ワン・ネーション党の人気拡大

地盤のQLD州で支持率23%に

急進的な右派政党、ワン・ネーション党の支持率がQLD州で急上昇している。ブリスベンの地方紙「クーリエ・メール」2月11日付が掲載した最新の世論調査によると、QLD州議会のワン・ネーション党の支持率は23%となり、3カ月前の同調査と比較して7ポイント上昇した。テロ対策や移民政策、インフラ整備の遅れなどで既存政党に不満を持つ農村部の保守層を中心に、支持を拡大しているものと見られる。

同党はポーリン・ハンソン党首が1990年代に立ち上げ、反移民や反多文化主義、先住民への優遇策の廃止などを掲げて支持を広げた。ハンソン党首が連邦上院で議席を獲得し、1998年のQLD州議会選挙で11議席を獲得するなど躍進した。その後内部分裂などを背景に衰退し、議席を失った。しかし2016年の連邦選挙でハンソン氏を含む4人(当時)の上院議員を当選させて復活を果たしている。

23%の支持率は98年の州議会選挙時の同党の得票率に肩を並べており、20年前の人気を取り戻したと言える。

自由国民党を離党したスティーブ・ディクソン州議員はこのほど、同州のワン・ネーション党首に就任した。近くワン・ネーション党の所属議員として、州議会で1議席を獲得する。2018年に予定されている次期州選挙に向けて、州政治のキャスティング・ボートを握る勢力として注目される。


イチゴ農場捜索、27人違法就労の疑い

コールズなど大手スーパーにも出荷

オーストラリア国境警備隊は2月7日、就業資格の無い外国人労働者27人を働かせていた疑いでQLD州南部スタンソープのイチゴ農場を捜索した。公共放送ABC(電子版)が伝えた。

国境警備隊の職員が同日朝に農場内に入り、違法労働の容疑者を集めてパスポートの記載内容を確認した。容疑者の1人は、3カ月間有効のビザしか保有していなかったにもかかわらず、オーストラリアに2年滞在していたという。

国境警備隊とQLD州警察は、正規のビザを持たない外国人を組織的に働かせていたと見て、農場の経営者と複数の人材紹介会社を捜査している。

農場は大手スーパーのコールズとウールワースにもイチゴを出荷していた。

農場での収穫作業などの仕事は、ワーキング・ホリデー・ビザで滞在する外国人の若者や季節労働者に人気がある。農場側も繁盛期の労働力として重宝している。ただ、一部の悪質な農場は違法就労の温床になっていると見られるほか、賃金や労働条件をめぐるトラブルも指摘されている。

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