
3番のフェアウエー・ウッドが苦手です。低い弾道のショットが多くなってしまい、なかなかボールが高く上がりません。どうしたら高い弾道のボールが打てるか教えてください。
(片岡謙君=11歳)






しゅり先生のワンポイント・アドバイス
日本のジュニア・トーナメントで活躍している謙君は、フェアウエー・ウッドが苦手。どうやらアドレスでのボール位置が違うようです(写真1)。ドライバーの場合は、現在の位置(左かかと延長線上)でも良いのですが、3番や5番ウッドだとボールを左に置きすぎています。そのため、インパクトでトップ気味になりボールが低くなっています。フェアウエー・ウッドの場合は、両足の真ん中よりやや左寄りにセットしましょう。そうすればヒッティング・ポイントでしっかりとボールを捉えられます。そして、フォロー・スルーで腕が伸びすぎていることも要因の1つです(写真5)。インパクトからフォロー・スルーにかけて、前傾姿勢を保ちボールを上げずに腕を低く振り抜きましょう。また、バック・スイングのトップの位置で左足が上がっていません(写真2)。ジュニアのうちはまだ骨も筋肉も形成されていませんから、腕の力だけでなく、体重移動と体の回転を使った方が体への負担がかかりません。ぜひこれからも楽しくプレーしてくださいね。
相談者の感想自分では気付かなかったけれど、まだ体重移動がきちんとできていなかったと分かりました。今は、アドレスの時にボールの位置を確認して、グリップも確認してから構え、トップではもっと肩を入れるように気を付けています。最近は10ヤードぐらい飛距離も伸びました。今よりもっと良いスコアが出せるように、これからも頑張ります。

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しゅり先生プロフィル
1987年来豪、シドニーでアマチュアとして活躍後96年プロに転向。日本人初の豪州政府公認ゴルフ・コーチの資格を獲得し、指導を行っている。オーストラリア女子プロゴルフ協会会員。しゅりズ・ゴルフ・スクール主催。オーストラリアゴルフ・ライター協会会員