オーストラリア人と結婚のために渡豪。ビザについて教えてください。

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ビザ

Q

現在、日本に住んでいますが、オーストラリア人の婚約者がいます。結婚を1年後に控え、結婚前にオーストラリアへ行きたいのですが、どのようなビザがありますか? また、そのビザから永住権のビザにはどのように変えるのでしょうか。(30歳会社員=女性)

A

ご質問者の方の状況を考えますと、「婚約者ビザ」の申請をお勧めします。

婚約者ビザは、海外でのみ申請できるビザになります。およその流れとしては、まず婚約者ビザを日本で申請し、ビザ認可後にオーストラリアに入国、結婚式を挙げられた後、オーストラリアで配偶者ビザを申請することになります。

婚約者ビザですが、まず結婚する日を決めます。それを「Registry of Birth, Deaths & Marriages」のオフィスに申し込み、“Notice of Intended Marriage(NOIM)”を取得する必要があります。教会や公園などで挙式する予定の人は、結婚式を取り仕切る人が代理で申請できるかどうかの確認が必要です。

NOIM申請ですが、結婚式の予定日から少なくとも1カ月と1日以上18カ月未満の期間内にする必要があります。ビザを申請してから実際に出るまで、1年ほどは掛かると思われるため、余裕を持って結婚式の日を設定しておくと良いでしょう。万が一結婚式の日が近付いてもビザが発給されない場合は、日程を変更してNOIMを再度申請し、移民局に提出する必要があります。

他に必要な書類は、一般的な配偶者ビザと同じになります。お付き合いを証明する物として、写真、電話の記録、Eメール、スカイプ、一緒に旅行に行った時の記録やチケットなどが挙げられます。また、以前一緒に暮らしていたという場合は、共同名義のリース契約書、電気やガスなどの各書類において共同名義の請求書などが必要となります。遠距離恋愛の場合、必ず一度は実際にお互いが会ったという証明が必要です。インターネットで出会って、一度も会ったことがない場合は、ビザ申請ができません。

他にも、友人から、お互いの関係についての宣誓書を書いてもらわなければなりません。これに署名できるのは、オーストラリア国民または永住権保持者となります。更に、ビザ申請者並びにスポンサーになる人からお付き合いの経過を書いた宣誓書も必要となります。

婚約者ビザが認可されると、ビザ認可から9カ月以内に結婚をする必要があります。その後、配偶者ビザを申請することになります。婚約者ビザの条件において、勉強や仕事に制限はありません。

事情が変わって、婚約者ビザを申請してから認可されるまでに結婚した場合は、配偶者ビザに変更してもらうことが可能です。ただし、婚約者ビザが認可されてもオーストラリアに入国せずに、海外で結婚した場合は、ビザがキャンセルされる可能性があるので注意してください。

上記は一般的な説明となりますので、各個人へのアドバイスではありません。それぞれの事情に合わせたアドバイスは、専門家に相談されることをお勧めします。

*オーストラリアで生活していて、不思議に思ったこと、日本と勝手が違って分からないこと、困っていることなどがありましたら、当コーナーで専門家に相談してみましょう。質問は、相談者の性別・年齢・職業を明記した上で、Eメール(npeditor@nichigo.com.au)、ファクス(02-9211-1722)、または郵送で「日豪プレス編集部・何でも相談係」までお送りください。お寄せいただいたご相談は、紙面に掲載させていただく場合があります。個別にご返答はいたしませんので、ご了承ください。


西尾 彩子(にしお あやこ)
Australian Visanet

UTS並びにシドニー大学卒業。教育、流通、航空業界での経験を経て、永住権取得後、移民エージェントとなる。豊富な社会経験を生かした確実・丁寧なコンサルタントに定評がある

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