雇用主指名(ENS)で永住権を取得するには?

Q 先日、私はCHEFでビジネス・ビザを認可されました。雇用主から将来永住権申請のオファーももらいました。これから永住権にむけてのステップ等教えてください。
(34歳調理師=男性)

 

A ご質問の方の場合、永住権は雇用主指名ビザ(ENS)で申請されることになると思います。申請方法ですが、大きくわけて以下のようになります。

1. ビジネス・ビザを2年以上保持した後に永住権を申請
2. ビジネス・ビザを2年未満保持、もしくは、直接ビジネス・ビザ以外のビザや海外から永住権を申請
3. 労働合意ビザから永住権に申請

一般的な申請の1と2の違いについて、以下に簡単にまとめてみました。

雇用主指名(ENS)

ビジネスビザ2年保持から永住権申請 直接永住権を申請
英語 IELTS 5 IELTS 6
お給料 市場労働賃金 市場労働賃金
スポンサーのトレーニング ビジネスビザに設定されているトレーニング条件を満たすこと ビジネスビザに設定されているトレーニング条件を満たすこと
技術査定 不要 必要、また3年のフルタイムの職務経験も必要

以下にもう少し詳しくご説明します。

申請者の主な条件

•年齢制限 50歳になるまで

•英語力を測るIELTSが必要で、申請方法によってスコアが変わります。(一部、免除が適用される場合もあります。)

ビジネス・ビザにて2年のお仕事のあと申請 IELTS 5

ビジネス・ビザ2年未満、もしくは直接永住権申請 IELTS 6

•職業リストより申請職を選ぶ。すでにビジネス・ビザをお持ちの方は、通常ビジネス・ビザ申請時の職業にて、永住権も申請することになります。

•技術査定は条件による

ビジネス・ビザにて2年お仕事をされたあとに申請される場合は、技術査定が免除になります。上記の経験がない方は、技術査定並びに3年のフルタイムの経験が必要です。

スポンサー会社の主な条件

•市場労働賃金の支払い

もし会社内に、同職のローカル・スタッフがいる場合は、その人のお給金が基準となります。

•ローカル・スタッフへのトレーニング証明

2年のビジネス・ビザを経てからのENS申請の場合、スポンサーシップが認可された日からの12カ月ごとに、スポンサー会社がスポンサーとしてのトレーニング義務を果たしていた証明をする必要があります。

•申請者との2年間の雇用契約を結ぶ

なお、上記は一般的な説明となり、各個人に対するアドバイスではありません。ご自身の詳細については、移民局またはビザ・エージェントにご相談されることをお薦めします。


西尾 彩子(にしお あやこ)
Australian Visanet

UTS並びにSydney大学卒。教育、流通、航空業界での経験を経て、永住権取得後、移民エージェントとなる。豊富な社会経験を生かした確実・丁寧なコンサルタントに定評がある

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る