3月期豪GDP、前期比0.8%増

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前年同月比3.3%増ーポストコロナの成長持続

豪GDP成長率の推移(出典:Australian Bureau of Statistics)

 コロナ禍後の本格的な経済活動の再開を背景に、豪州経済は個人消費を中心とした内需主導の成長軌道を持続している。

 豪統計局(ABS)が1日発表した統計によると、2022年1〜3月期(第1四半期)の実質国内総生産(GDP)は前期比で0.8%増加した。ロックダウン(都市封鎖)の反動で前期比3.6%増となった21年9〜12月期からは減速した。市場予想の0.7%(米通信社ブルームバーグ調べ)は小幅に上回った。前年同期比では3.3%増となり、コロナ禍前の平均2%を上回るペースで成長したことが確認された。

 ABSのショーン・クリック氏は声明で「経済活動がデルタ株の影響でマイナス成長(-1.8%)となった21年7〜9月期以降、2四半期連続で成長を持続した。家計支出(個人消費)の伸びが引き続き成長に寄与した」と述べた。

コロナ規制解除で外出需要急増

 個人消費は前期比で1.5%伸び、GDPを0.8ポイント押し上げた。消費を名目別に見ると、運輸サービス(60.0%増)、宿泊・飲食(5.3%増)、リクリエーション・文化(4.8%増)など、コロナ規制の解除を背景に生活必需品以外の消費の伸びが目立った。

 一方、モノとサービスの輸入は8.1%増と09年12月期以来の高い伸びを記録。GDPへの寄与度はマイナス1.5ポイントと最大の押し下げ要因となった。

 消費動向の目安となる家計貯蓄率は11.4%と2ポイント低下。支出の伸びが可処分所得の伸びを上回っていることが確認された。

■ソース

Australian National Accounts: National Income, Expenditure and Product (Australian Bureau of Statistics)

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