2020年不況下で消費者物価指数上昇

保育費全額補助停止や医療費増加

 1月27日、豪統計局(ABS)が2020年第4四半期の消費者物価指数(CPI)データを発表した。それによると、2020年はコロナウイルスも加わって経済活動が大きく停滞する不況にもかかわらずインフレ率が微増していた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 また、2020年には青果物など日常生活必需品が大きく乱高下した。

 2020年第4四半期の消費者物価指数は0.9%上昇しており、そのため、年間インフレ率が0.7%から0.9%に上昇している。

 また、2020年の基調的インフレは1.3%で、中銀(RBA)がインフレ率の目標域としている2%-3%をかなり下回っている。

 2020年初めにオーストラリア国内でコロナウイルスが検出されて以来、ウイルスの広がりを防ぐために経済活動を引き締める対策で国内各所でサプライ=チェーンが打撃を受けた。そのため、2020年後半からは徐々に経済活動も回復し始めていたが、プライス・ショックは今も続いている。

 この消費者価格指数(CPI)の数字によると、2020年第4四半期の果実価格は3.4%上昇しており、牛肉・仔牛肉は3%上昇している。ただし、天が多かったことから野菜の生育が良く、野菜の価格は6%下降している。

 そのため、2020年を通じて、コロナウイルス・パンデミックのために国内需要が増大し、また、食肉の輸出需要も強くなったことから、食料品、非アルコール飲料のコストは2.3%上昇している。

 2020年4月から7月まで保育所費が全額政府補助になったことでCPIは1.9%下降している。しかし、第4四半期にはその保育所費の全額政府補助が廃止になったことで大きく跳ね返りが出ている。また、たばこ税が増率されたことでタバコ価格が10%ほど上昇している。

 また、低利などで住宅費も2020年第4四半期には上昇している。
■ソース
Consumer prices rose in 2020, despite recession, as childcare fees return and health costs climb

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