高齢者介護施設で誤って2人に4倍量を接種

連邦保健相「担当医師は接種訓練未修了」

 2月23日、ブリスベンの高齢者介護施設で入居者にファイザー・ワクチンを接種していた医師が誤って2人の入居者に規定量の4倍を注射したと報道されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 セント・ビンセントのリンカーン・ホッパー介護施設部門CEOは、「事故を起こした医師を、医師免許を管理するAustralian Health Practitioner Regulation Agencyに届ける」と発表している。

 また、同医師はワクチン接種プログラムから外された。

 QLD州の高齢者介護施設入居者の接種を担当するHealthCare Australiaは、「医療従事者は全員, Australian College of Nursingが実施するオンライン訓練プログラムの訓練を済ませている」と発表していた。当初、グレッグ・ハント連邦保健相は、「調査中」と発表していたが、24日には、「事故を起こした医師はこのワクチン接種担当に必要な訓練を修了していなかった。保健省には、HealthCare Australiaと問題の医師の処分を行うよう指示した」と発表している。

 4倍量のワクチン接種を受けた88歳の男性と94歳の女性はカーセルディンのホーリー・スピリット高齢者施設入居者で、接種後医師の観察を受けているがいずれも有害反応はみられない。

 ハント大臣は、「接種現場にいた看護師が、2人の入居者に注射されたワクチン量が規定量よりはるかに多いことに気づき、ただちに接種を中止した。この事故でセーフガード手順の重要さが明らかにされた」と語っている。

 また、接種訓練についても、「医療従事者のワクチン接種訓練には高い技術で開発されたオンライン訓練モジュールを採用しており、接種を担当する者は全員この訓練を完了していなければならないことになっている。訓練を受けた看護師の介入でそれ以上の誤注射が防がれたが、明らかに問題の医師のミスだ」と語っている。

 ワクチン専門家は、「mRNAのワクチンは、規定量0.3mlのところを1.2ml注射されても有害反応は注射部分の腫れや痛みが大きいという程度で、むしろ免疫が強まる可能性もある」と分析している。
■ソース
COVID-19 Pfizer vaccine incorrectly administered to two patients at Brisbane aged care home

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