プラスチック減量計画で発泡スチロールも対象に

梱包材や食器、食肉などのパッケージなど

 2021年3月3日付シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が、連邦政府のプラスチック減量計画に基づき、2022年から電化製品などの梱包材に用いられている発泡スチロールや発泡スチロール製の使い捨てのカップ、パッケージが禁止になると伝えている。

 さらに、各地方自治体でまちまちなウィーリー・ビンの規則を全国統一化することが提唱されている。

 連邦政府のスーザン・レイ環境相は、「これは、廃棄物問題に対して全方向から取り組み、今後10年間の目標を明確に見定める初の全国的戦略になる」と語っている。

 また、未だにポイ捨てが跡を絶たないのがタバコの吸い殻でその吸い殻のプラスチック・フィルターは自然に分解することがない。この問題に取り組むタスクフォースも編成されることになっている。その他にも、消費者のプラスチック問題に対する意識を高めるためにラベル内容のガイドラインが新設される。

 現在、家電製品などの梱包に用いられている緩衝材の発泡スチロールは2022年7月までに使用を禁止される。また、飲食品のパッケージに使われている発泡スチロールは2022年12月までに段階的に縮小禁止される。さらに商品パッケージは2025年までに100%が再使用可能、リサイクル可能または堆肥化可能出なければならなくなる。

 連邦政府は2020年に全国プラスチック問題サミットを開いており、プラスチック消費量を減らすための全国計画編成に取り組んだ。

 現在、プラスチックの最大使用者は小売り及び商業パッケージング産業と食品産業とが争っている。

 レイ環境相とブリスベンでのプラスチック減量計画発表に臨んだブリスベン選出のトレバー・エバンス廃棄物減量環境管理副大臣は、「すべてのプラスチックが完全リサイクルされ、2025年の目標を達成するまでには10年はかかる。最近、マクドナルドがプラスチックのストローを廃止したことにも見られるように産業界は廃棄物減らしに共感はしている。2020年3月にプラスチック問題サミットを開き、産業界、政府、一般社会を一堂に集め、プラスチック問題を解決するために新しいアイデアと対策を見つけ出す体制を築いた。プラスチックがすべてリサイクルされ、製品の寿命が終わった時にはその構成部品がすべて再加工できるように設計される、そのような真の循環経済を確立するまでには時間がかかるが、必ず実現させなければならない」と語っている。

 また、レイ大臣は、「プラスチック・パッケージが私達の生活にこれほど深く入り込んできたことについて国民全員がよく考えなければならない」と語っている。
■ソース
Polystyrene packaging to be banned under new government plastics plan

    日豪プレス キレイになろう特集 テイクアウェイ特集2020

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