「スター・カジノ・タワーは余りにも威圧的」と建築家

ピアモントに計画の高さ237mの塔建築

 シドニー市内ピアモント地区のスター・カジノは、高さ237mの塔のような高級ホテル・アパートメント・ビルディングの建築を計画しており、独立都市計画委員会が建築許可申請を審査している。

 しかし、一人の建築専門家が、「この建物はピアモントの低い空間に威圧的な塔のように突き立っており、景観にそぐわない」と反対意見を述べている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 委員会は、建築界で50年以上の経験を持つメルボルンの建築家、イボンヌ・フォン・ハーテル氏に依頼し、前政府所属建築家のピーター・ウェバー氏の当初の計画に否定的なアセスメントの見直しを行わせていた。

 しかし、フォン・ハーテル氏のアセスメントはウェバー氏のアセスメントに輪をかけて計画に否定的な内容になっており、「計画の建物の姿は一般市民の眼にも気持ちにも抵抗を与えるものであり、建物の下に向かってしぼまる形は通念にも反するもので、通常、人々の意識では建物は下に向かって広がるものだ。しかも、塔建築は滑らかさにも欠けており、円筒形と半円筒形を組み合わせた形になっており、ランダムに始まったり途中で止まったりしているように見える」と厳しく評価している。

 NSW州政府の計画省は、2019年7月に、「その大きさと不適切なデザインのため、視覚的に強いインパクトがあり、許容できない」として、この5億ドルの建築計画の却下を勧告していた。

 フォン・ハーテル氏は、「この建築計画が認可された場合、シドニー市のスカイラインが大きく妨げられることになる」とする部分に同意しており、ノース・シドニーの場合、ビル群が全体の地形の一部になっているが、スター・カジノの申請計画の場合には平らに近いスカイラインに1本だけビルが飛び出しているように見える」と述べている。

 2019年9月初め、スター側は、「塔の高さを213mにまで変更する用意がある」と発表しており、独立委員会の最終決定も間もなく発表される予定。
■ソース
‘Oppressive element’: Architect finds Star’s tower plan ‘unacceptable’

https://www.smh.com.au/national/nsw/oppressive-element-architect-finds-star-s-tower-plan-unacceptable-20190920-p52tfh.html

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