中銀、政策金利を現行の0.75%に据え置き

コロナウィルスとブッシュファイアの影響を監視か

 2月4日、2020年初の中銀(RBA)理事会は、現行の政策金利0.75%を据え置くことを決定した。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 同紙は、RBAでは、新型コロナウィルスの大発生やこの夏のブッシュファイアがオーストラリア経済にどのような影響を及ぼすかがはっきり見えてくる前で待つようだとしている。

 この政策金利据え置きは金融市場でもほとんどの人が予想していたとおりで、市場では今後、賃金成長と雇用を同時に押し上げるため、今年5月までにはさらに利下げするだろうとの観測が有力になっている。

 RBAのフィリップ・ロウ総裁が声明を発表し、「今年の世界経済は昨年よりもまっとうな成長が予想される。しかし、米中間の貿易と技術の摩擦、それに新型コロナウィルス問題とそれが中国経済に及ぼす影響といったものが不安定要因になっている」と語った。

 さらに、「その影響がいつまで残るのか、結論を出すのはまだまだ早すぎる」と語っている。

 また、オーストラリア経済の成長率を2020年は2.75%、2021年は3%程度になる見込みとしており、「短期的にはブッシュファイアやコロナウィルス大発生の影響が国内経済成長に影を落とすだろうが、経済成長、インフレ、雇用を促進するためにさらに利下げする用意があると語っている。

 しかし、CoreLogicのティム・ロウレス氏は、「今夏のブッシュファイアの影響と、コロナウィルスがどうなるか分からないということを考え合わせると、2月の金利据え置きは充分予想できたことで、この2つが予想を上回る影響を及ぼした場合に備えて利下げの余裕を残しておかなければならないだろう」と分析している。
■ソース
RBA keeps rates on hold as coronavirus implications ‘unfold’

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