コロナウイルスで自宅謹慎中の飲酒量増加

酒類提供店の営業停止続き、販売量減少

 コロナウイルス蔓延防止のロックダウン政策で自宅に閉じこもっている国民の酒量が大幅に増えるのではないかと心配されていたが、家庭で飲む量は増えているが、アルコール飲料消費量そのものは量としても価格としても激減していることが統計から明らかにされている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(SMH、電子版)が伝えた。

 アルコール飲料生産者と流通業者はいずれも4月のアルコール飲料売り上げが前年同期と比べて61%下回っていると伝えている。5月24日に飲料業者協議会が発表した数字では5月に入って需要がやや回復しているが、それでも前年同月前半と比べて32%下回っている。

 豪統計局(ABS)のまとめた数字によると、7人に1人はロックダウンで普段より酒量が増えたと答えており、また逆に10人に1人は減ったと答えている。また、女性の18%は酒量が増えたと答えている。

 カーティン大学全国薬物研究所のニコール・リー教授は、「普段より多いか少ないかではなく、適量を超えているかどうかが問題。オーストラリアのガイドラインでは、1日に標準量4杯を超えず、1週間に10杯を超えない量を上限量としている。これまで上限だった人がさらに飲むようになったり、消費量を減らすことが難しくなっていることが懸念される」と語っている。

 一方、飲料業者協議会は、パブ、クラブ、バーが営業停止しているため、ビールの消費量が前年比で4月には44%ダウン、5月も19%ダウンとなっており、家庭で飲む場合にはワインが好まれており、3月4月には酒屋が営業停止すると心配した消費者が買いだめした可能性があるが、それでも4月には7%ダウン、5月前半には16%のダウンとなっている。

 飲料業者協議会は、「パブ、バー、クラブ、レストランなどの営業停止で落ちた消費量は他のことでは決して埋め合わせがつかないことは分かっていた」と語っている。
■ソース
Some drinking more, but alcohol sales down

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