大型エア・タンカー、スノーイー・モナロ地区で墜落

地域の消火作業中、米人乗組員3人死亡

 1月23日午後、シドニー地域リッチモンド豪空軍基地を飛び立ったカナダの大型エア・タンカーがクーマ北東で消息を絶った。数機のヘリコプターと地上の消防士、緊急救助隊、軍隊などが捜索し、墜落現場を確認した。

 また、乗組員の3人のアメリカ人の死亡が確認された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ロッキードC-130ハーキュリーズ軍用輸送機を改造したこの消火航空機、エア・タンカーは2019年8月にオーストラリアが借り入れ、オーストラリアに駐在していた。

 同日午後2時頃、NSW州RFSが事故を報告し、シェーン・フィツシモンズRFS長官は、「航空機はかなりの勢いで地上に激突しており、その際に大きな火の玉が上がったと報告されている。事故原因を示すような明らかな徴候はなく、全豪運輸安全局(ATSB)と協力して事故原因を突き止める」と発表した。この事故で大型エア・タンカーはすべて犠牲者への敬意を表し、飛行を中止した。

 同機はアメリカの航空消防企業、クールソン・アビエーション(USA)社を通して契約していたもので、フィツシモンズ長官は、「同社の航空機がすべて飛行を中止したことで消火能力が著しくそがれることになるが、同僚の死はオーストラリアだけでなく、アメリカやカナダの同社社員全員の士気にも関わることであり、飛行中止の決定を100%支持する」と発表している。

 また、3人の犠牲者の家族にも心から哀悼の気持ちを述べたいと語っている。

 飛行追跡ウエブサイトのFlightradar24によると、同機は同日午後零時15分にリッチモンド基地を離陸しており、午後2時にクーマの北東、ピーク・ビューと呼ばれる地域で軌跡が止まったままになった。

 民間航空安全局(CASA)は、「同機はオーストラリアで作業に従事する前に必要な安全認可はすべて取得していた」と述べている。また、「消火活動の妨げになるような措置は取らない」と発表している。

 NSW州政府は2017年に4年間3,800万ドルの予算を計上し、大型エアタンカーを導入したもので、15トンの水または難燃剤を空から火事現場に投下することができる。

 この事故でグラディス・ベレジクリアンNSW州首相、デビッド・リトルプラウド連邦緊急管理担当相らが哀悼の意を発表している。またクールソン社も至急社員を派遣すると発表している。
■ソース
Three firefighters dead after Large Air Tanker crashes while fighting bushfires in southern NSW

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