TAS州の原生林伐採で木材から鉄ボルト見つかる

林業業者、自然保護派相互に犯罪行為非難

 林業のサボタージュの戦術にスパイキングというのがある。立木や木材にボルトや鉄釘などを打ち込み、チェーンソーや製材所の丸鋸の破壊を狙っているのだが、鉄の破片が高速で飛び散るため、作業従事者を殺傷する可能性もある。

 TAS州の原生林伐採現場からの木材から鉄のボルトが発見され、警察は事件として捜査を始めた。一方、利業業者と伐採に反対する自然保護派は互いに犯行を否認し、相手の犯行として非難し合っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 TAS州南部の2カ所の製材所が、ウェントワース・ヒルズ地区のサステイナブル・ティンバー・タズマニアから納入された木材の製材中にボルトを見つけたと通報している。

 ダーウェント・バレーのカランジャ・ティンバーズのウエイン・ブース氏は、「納入された木材を製材にかけたところ最初のカットで鋸刃が金属に当たったから調べたら意図的に打ち込まれたボルトだった。ドリルで穴を開けられており、そこにボルトが打ち込まれた上にシリコンで封をしてあった」と語っており、製材所は作業を中止し、従業員が金属探知機で調べたところ、さらに5本のボルトが見つかっている。

 ブリッジウォーター地区のマッケイ・ティンバーズでもスパイク入りの丸太が見つかっている。

 ブース氏は、「鋸は鉄を切れないから、鋸が割れるか、鋸の刃がはじけ飛ぶか、ボルトが穴から飛び出すかする可能性がある。鋸の刃は1分間に5000フィートの速さで回転しているから、鋸の破片が飛び散れば銃弾のように飛んでくる。ここまで落ちたことはなかった。政府も手を打ち、司法も動き、こんなことをした者を見つけて処罰すべきだ」と語っている。

 TAS州警察のジョナサン・ヒギンズ副長官代理は、「恐ろしい行為だ。製材従業員にとんでもない危険が及ぶ可能性もある。証拠もなく犯人を決めつけてはならない。これは警察の仕事であり、捜査の結果を待つことになる」と語っている。

 一方、伐採反対派のボブ・ブラウン財団のジェニー・ウェバー氏は、「私たちの活動は非暴力の平和的手段だけを採用している。身を挺して森林を守ることをしているだけであり、人を傷つける行為はしていない。警察はすべての可能性を追及しなければならない。当団体はこのような行為に関わっていないし、この事件について全く知らない。伐採請負業者やその従業員、製材所の関係者などもすべて捜査すべきだ」と語っている。

 また、TAS州緑の党のキャシー・オコナー党首は、「この事件は、森林破壊に反対して立ち上がった者を陥れるために引き起こされた可能性もある。2012年に起きたスパイキング事件の犯人は林業会社に恨みをいだく従業員の仕業だった」と語っている。
■ソース
Tasmanian authorities investigate allegations two sawmills received multiple logs with hidden metal spikes

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