米の内部告発者、サイバーセキュリティ出席予定削除

メルボルンで開かれる会議に連邦政府が突然の措置

 連邦政府が後援し、メルボルンで開かれているサイバーセキュリティ会議で発言する予定になっていたアメリカの内部告発者が突然出席予定から削除された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 トーマス・ドレーク氏と現在、メルボルン大学に在籍するスーレット・ドレイファス博士は、何か月も前にこのサイバーコンに招聘され、発言する予定になっていたが、直前になって、「発言内容が会議の趣旨にそぐわない」と伝えられた。

 労働党のティム・ワッツ影のサイバーセキュリティ担当副大臣は、保守連合連邦政権に説明を求めている。

 ドレーク氏のプレゼンテーションは国家安全保障と監視をテーマにしており、ドレイファス博士は腐敗摘発内部告発で安全なデジタル・ドロップ・ボックスの利用について語る予定だった。

 ドレーク氏は元アメリカの国家安全保障局(NSA)局員であり、2000年代に局の活動に対する懸念を公表した。今回、飛行機に乗る直前に招聘を破棄されており、「明らかに豪情報安全協会(AISA)の提携団体が、内部告発者にステージで発言させることを望んでいないのだろう」と語っている。

 ドレイファス博士も、「会議主催者のAISAが、会議提携団体の決定だと連絡してきた」と語っている。

 AISAのアレックス・ウワーンドル副会長は、「詳しいことは豪サイバー・セキュリティ・センター(ACSC)に答えてもらった方がいいだろう」と語っている。

 ドレイファス博士は、「オーストラリアでは内部告発の問題と報道の自由で議論が活発になっているが、今度は発言することを怖れる空気か。内部告発者は民主主義にとって炭鉱のカナリアのようなものだ。サイバー・セキュリティの会議で私達が発言を封じられたというのは偽善的でしかも皮肉な成り行きだ。また、オーストラリアがサイバー・セキュリティに対する態勢を損なう出来事だ」と語っている。

■ソース
US whistleblower dropped from speaking at Melbourne cybersecurity conference

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