vol.21 ライブなお店紹介 : 3 Espy

メルボルン・ロック・シティ

メルボルン・ロック・シティ
vol.21

ライブなお店紹介 : 3 Espy

 今年ももう12月、年末年始と言えば、ライブ・ミュージックに限らずエンターテイメント界が最も盛り上がる季節。そしてこの季節になくてはならないライブ・ミュージック・ベニューと言えば、何と言ってもここセント・キルダ・エスプラネード・ホテルでしょう。
 今はEspy (エスピー)の愛称で親しまれているこの大規模なパブ・ホテルは、オープンした年から数えて実に130年以上の歴史を誇ります。まさにセント・キルダの顔といっても過言ではないでしょう。
極初期の19世紀終わりごろのEspyでは、ストリングスの生演奏が行われていたそうですが、現在では、ロック、ヒップホップからコメディーにいたるまで、ありとあらゆるジャンルの上質なライブが行われています。
Espyには、メインのライブ会場であるフロント・バー、内装の美しさでも知られるプレミア・ライブ・ベニューのGershwin Room(ガーシュイン・ルーム)、そして半地下のPublic Bar(パブリック・バー、通称ベースメント)の3会場があり、毎週合計で50以上のアーティストがステージにのぼります。単純計算で年間実に2,500ものアーティストのライブが行われており、オーストラリアのライブ・ミュージックの王者の名に値するかもしれません。
 3会場の中でも特にEspyを象徴するのがフロント・バー。入場は基本的に無料で、週末には夕方からハウス・バンドの演奏に続いて4~5バンドによるギグがあり、その後午前3時くらいまで、内外の一流DJが、セント・キルダの夜を盛り上げます。
正面向かって左側にあるEspy Kitchenは、通常のライブ・パブのビストロとは一線を画すおしゃれな雰囲気で、素晴らしいビーチの眺望と相まってライブ目当てでない観光客にも人気のスポットです。
大晦日に行われるEspyのカウントダウン・ギグは、年末メルボルンで最大のライブ・ミュージック・イベントの1つ。3つの会場がフル回転で新年を祝います。
 フィッツロイ界隈のアートな雰囲気とはまた違ったおもしろいライブ・ミュージックを象徴するベニュー、それがEspyです。
■Espy
11 The Esplanade, St. Kilda
Web: www.espy.com.au


NAOプロフィル
本名は安齋直宗。キーボーディスト、アレンジャーとしてTHE BOOM、坂田おさむなど数多くのミュージシャンのツアーやレコーディングに参加。テレビ・コマーシャルやベネッセの「しまじろう」シリーズなどの子ども向けの楽曲も多く制作している。2003年メルボルンに移り、バンドLAURAのプロデュースで「Beat Magazine Single of the year 2004」を受賞するなど、地元のインディーズ・シーンに欠かせないエンジニア・プロデューサーとして多忙な日々を送る。
■NAOウェブサイト:web.mac.com / nao24db

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